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夏の終わりの琵琶湖で開催。びわこカインドレガッタのご案内

 8月25日、滋賀県大津市・柳ヶ崎ヨットハーバーで「びわこカインドレガッタ」(51周年大会)が開催されます。この大会は1973年から始まった歴史あるヨットレースです。(レポート・写真提供/水上真吾・琵琶湖ヨット倶楽部)

来る8月25日、琵琶湖でびわこカインドレガッタが開催されます

 異なるディンギー(小型ヨット)が一斉にスタートし、艇の長さやセールの大きさから割り出したハンディキャプでフィニッシュまでの時間を修正して順位を決定します。大きなヨットが勝てるとは限りません。

 毎年、琵琶湖内外から50艇ほどのヨットが参加し、小学生ジュニアセーラーから80歳代のベテランヨットマンまで幅広い年齢層が夏の湖上を走ります。

 このイベントを主催する琵琶湖ヨット倶楽部(BYC)は1922年に設立した日本最古のヨットクラブです。1930年代にはこの倶楽部の学生メンバーが同志社大学と京都大学ヨット部を創部しました。

◎このイベントの意義
 1970代は、艇速を競い数種類のヨットが設計された時代でした。これらの艇性能を競う大会としてスタートしました。やがて1980年代ピークを迎えました。大勢がヨットを買い求め、琵琶湖では艇の保管場所が次々とつくられました。
 バブル崩壊とともにブームがさり、コアなセーラーが文化を引き継ぎましたが、多種のヨットが作られ、まとまった艇数がなく競技が困難になりました。そこで、見直されたのがカインドレガッタです。異なる艇種が同じコースを帆走し時間を「びわこナンバー」で修正して順位を競う方式です。勝敗だけでなく、ヨットを愛する人たちが集まり、湖上で心を通わせる大会です。

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