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106艇エントリー、飯田/長屋が優勝。関東470選手権予選レース

 初夏の心地の良い天候の中、相模湾で6月15、16日の2日間、「2024関東470選手権予選レース 兼 関東実業団ヨット選手権(470級)」が開催されました。(レポート・写真/関東470協会)

相模湾で開催された関東470選手権予選。106艇のエントリーを集め同一スタートでおこなわれました

DAY1
 朝から南寄りの軽風が入り定刻にスタートしました。ブローの強弱と振れのある海面でしたが、1レース目は慶應義塾大学が1、2、3位でフィニッシュしました。

 以降順調に3レースを実施し、1日目の順位は、1位:藤村/相馬組(慶應義塾大学)、2位:飯田/長屋組(早稲田大学)、3位:上原/田畑組(明海大学)でした。

DAY2
 昨晩からの雨は明け方には止み、朝は雲の多い天候で残っていた西の風が次第に南に振れていきました。

 定刻にスタートシークエンスに入るも、微風コンディションに加えスタートラインに対して追い潮の状況で、ゼネラルリコールを繰り返し、複数の艇がBFDで排除され4度目にようやく4レース目がスタートしました。5~6レースは風速があがり、パンピングコンディションで実施しました。

 今大会は軽風から中風域までのコンディションとなり、日頃の練習の成果と課題を抽出するには、とても良いレガッタだったと思います。

 ただし、レース中に感じたのが、1~2マークや3マークからフィニッシュ時のセールトリムがバラバラで、特にスピンのオーバートリムが気になりました。

 ランニングからアビームまでのスピンを張っている状況で、急なラフベアに対して、セールトリムとボートトリムができるよう練習が必要な選手が見受けられました。

 また微風時はタックでボートスピードが止まってしまう艇が多くみられました。基本を繰り返し練習し動画等でチェックし技術向上を目指してください。

 また、メインセールのアウトホールやスピネーカーのアップが引き足りない状況の艇も複数見受けられました。レース中にクルーとコミュニケーションをとり、より良いセールセッティングでベストスピードを引き出すことを、常に意識してがんばってください。

 なお、7月6、7日には関東470選手権が行われます。後日、予選通過者は弊協会サイトで発表します。あわせて関東470選手権の参加資格をレース公示にてご確認ください。

 また、2024年度関東実業団ヨット選手権では、実業団上位8チームを 2024年日本実業団ヨット選手権(9月14〜16日 滋賀県大津市 柳ヶ崎ヨットハーバー)への関東水域代表チームとして推薦されます。参加されるチームの皆さんは、関東代表としてがんばって来てください。

2024関東470選手権予選レース トップ10成績
関東実業団ヨット選手権(470級)成績
2024関東470選手権予選レース成績
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