【コラム】SailGPシドニー大会をシャーク島から観戦してきました
こんにちは! ワカコ・レーシングです。今回は2月24〜25日に開催されたSailGPシドニー大会を観戦してきた様子を写真を交えながらレポートしたいと思います。(レポート・写真/梶本恆平 ワカコ・レーシング)
大会前日の金曜日にはローズ・ベイにあるウラーラ・セーリング・クラブにお邪魔して、ユース・セーラー対象のサブ・プログラムであるインスパイヤー・プログラムを見学してきました。
あいにく風がなくレースは行われていませんでしたが、参加者はフォイリング・ボードをリブで引っ張って楽しそうに遊んでいました。ワスプを製造・販売しているKAセールのマーク・アブレットによると、毎年100名以上の応募があり、その中から女子8名、男子8名の計16名を書類選考するとのことでした。
今回のSailGPビレッジは、ダーリング・ハーバーのクラウン・シドニーというカジノ・リゾート前に設置されていて、F50が朝早くから係留されて展示されていた他、グッズを販売するファン・ショップや、テクノジムのグラインダーが置かれたチャレンジ・コーナーなどブースも設置されていて、ファンと通りすがりの一般客で賑わっていました。
観戦方法には幾つかのオプションがあって、自分で船を持ち込む方法、乗合のクルーズ船で海上から観戦する方法、コースの中に位置するシャーク島に上陸して観戦する方法などがあります。
今回は土日ともシャーク島のチケットを買って観戦してきました。チケットは一番安価なシャーク島のブロンズでも339豪ドル(約3万3千円)と高めの価格設定で、そのせいもあってか土日とも当日券が残っていました。また、別の場所に設置されたドックをガイド付きツアーのチケットも65豪ドル(約6千4百円)で販売されていて、こちらは完売していました。
出港前にピクニック・キットを受け取って、いざ出航です。ハーバー・ブリッジの下を潜ってオペラ・ハウス前を通過してしばらくするとシャーク島に到着です。本大会ではスポンサーの名を関してジェネシス島と呼ばれていて、ちょっと変な感じです。
島内には座席はもちろん、大型モニターとスピーカーも数箇所設定されていてレース状況がよくわかるように工夫されているし、オープンバーも設置されていることもあってかレースそっちのけでピクニックを楽しむ人たちもいました
テレビ中継が始まる前にはインスパイヤーのレースがあり、ジョーディー・シールズとマーク・アブレットがライブ・コメンターリーをしていました。DJブースもあったりして、F1観戦によく似た雰囲気です。
地元オーストラリア・チームの活躍もあって、会場は大いに盛り上がっていました。表彰式には優勝チームが上陸してきて、花道を歩いてステージに上がる演出なんかもありました。
カイル・ラングフォード、トム・スリングスビー、ターシュ・ブライアントは特に人気で、花道を歩いているときにハイファイブしたり、表彰後にみんなが挙ってセルフィーを取ってもらったりしていました。
本表彰式の前にはインスパイヤー・プログラムの表彰式が行われていて、ステージ袖でインスパイヤーの子達と優勝チームのメンバーが会話しているのが印象的でした。ファンとの交流もそうですが、若いアスリートに刺激を与えるという意味でも良いイベントだと感じました。みなさんも機会があったらぜひ会場に足を運んで見てみてください。
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