【コラム】バルクヘッドマガジンが始まって今年20年を迎えます
みなさん、こんにちは。バルクヘッドマガジン編集長です。新年のあいさつもしたようなしないような、そんなぼんやりした感じで2024年が始まり1月が終わってしまいました。1年を通してそんな感じで、いつの間にか終わり次が始まる。2024年も現場の取材活動を中心に淡々と進んでいきそうです。(BHM編集部)
今年バルクヘッドマガジンは20周年を迎えます。バルクヘッドマガジンはアテネ五輪の年、2004年の春に始まりました。そんなに長くやってんだ? という声が聞こえてきそうですね。編集長も驚いています。20年もやってんだ。
バルクヘッドマガジンが始まった当時は、セーリングの情報というものがほとんど手に取ることができませんでした。インスタやフェイスブックは存在せず、ウエブサイトはありましたが企業紹介がメインで、トップページには会社社長の顔写真がドドーンと登場するおぞましい作りでした。
ヨットレースも同様に、大会が終わっても結果を知ることは不可能で、人づてに聞いたり、数カ月遅れて本屋さんに並ぶ雑誌を読むことでしか知ることができませんでした。しかも、その情報が正しいものかどうかまで判断できません。
実際にアテネ五輪直前の日本代表選考で大手の通信社、新聞社が間違った情報、または更新されない情報を掲載していたのを覚えています。それほど重要ではないと思われていたんですね。
バルクヘッドマガジンをはじめたきっかけは、そんな不自由をもどかしく思って、のことです。正しい情報を伝えることで、セーリングにあるいろいろな「隔壁」をなくしていこう、という思いから付けたのがバルクヘッドマガジンです。
で、20年が経とうとしています。あれからどんなことが変わったのかな? あたまの中にあたらしい知識や情報が入ってくるようになり、世界の現場でいろんな人と知り合い、人間関係も広がるようになりました。
もちろん悪いことではないのですが、ひとつ問題があるとすれば、あたらしい情報をみなさんに伝えることなく、次の仕事が始まってしまうことでしょうか。
2024年はパリ五輪、アメリカズカップ、そしてヴァンデ・グローブなどビッグイベントが連続します。国内ではインターハイ、インカレ、各種目の全日本選手権がコロナ以前に戻って開催されます。
時々息切れしちゃう編集長ですが、今年も全力で追いかけますので、みなさん、20年目のバルクヘッドマガジンをよろしくお願いします。
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