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フューチャーズ座間味レガッタ2023、チームリーダーレポート

 2023年12月に沖縄で開催された「フューチャーズ座間味レガッタ」。このイベントには高校生、大学生がボランティアで参加しています。彼らはチームリーダー、サブリーダーとして、小・中学生の参加選手と行動をともにします。今回、チームリーダーとして一般公募で参加した下村有眞さん(日本医科大ヨット部 3年)からレポートが届きました。フューチャーズ座間味レガッタの内側を紹介します。(BHM編集部)

FZRでは高校生、大学生のセーラーがリーダー役をつとめてチームごとに行動します。チームはサンゴ、ザトウクジラ、パイナップル、シーサー、ウミガメ、クマノミ(ヨットに乗らないちびっこ)の6チームがありました。の写真はサンゴチームで下記レポート筆者の下村さんは後列中央です

『子供たち、家族、リーダーたちと濃密な4日間を過ごしたフューチャーズ座間味レガッタ2023』

 フューチャーズ座間味レガッタ(FZR)サンゴチームリーダーの下村有眞(あるま)です。現在は大学3年生でヨット部に所属して470スキッパーとして江の島で練習しています。

 2023年12月26日から29日までの4日間、沖縄県座間味島でFZR2023が開催されました。FZRでは沖縄の離島である座間味島に全国各地から子どもたちとその家族が集まり、セーリングやSUP、シーカヤック、さらにはシュノーケリングなどのマリンアクティビティを通じてきれいな海を楽しみました。

 僕はこれまで、OP級ヨットに乗ったこともFZRに参加したこともなかったので緊張と楽しみ両方の気持ちでこのイベントに参加しました。そんな僕からみたFZRならでは魅力を3つご紹介します。

(1)家族ときれいな海を楽しむ!
 子どもたちは家族と参加します。イベント中、家族は子どもたちがセーリングを楽しむのを見る他、一緒にSUPやシーカヤックなどのマリンアクティビティを楽しんでいました。

 特に記憶に残っているのが、ヨットの上手な子どもがヨットに乗れないお母さんを乗せてセーリングを楽しんでいたことです。子どもたちが座間味で得た楽しい経験をご家族で共有できて最高でした!

(2)友だちと海を楽しみ考える!
 FZRには相模湾海域を中心に日本の各地から子どもたちが集まります。普段一緒に練習している友だちと同じくらい、座間味で初めて会った友だちと海を楽しんでいました。

 海を楽しむだけではありません。FZR初日の懇親会ではチーム対抗でペーパータワーを作りました。子どもたちが主体になって、チームごとに作戦を練って、個性的な意見がたくさんでました。

 また、座間味のきれいな海を守るため、友だちとビーチクリーンをしたり、SDGs14という少し難しい話題について深く考えたり発表したりすることもありました。

 友達と一緒に考え、海を楽しむのもFZRの魅力のひとつだと思います。今後のレースやイベントで座間味でできた友だちに会った時にさらに絆が深まり、一緒の仲間となることを期待しています!

FZRにはヨットに乗ったことのない子どもも参加しますが、リーダーやヨットの上手な子がやさしく教えてあげるし、いっしょに乗るので怖いことはありません
懇親会のペーパータワー。新聞紙を使ってより高いタワーを作ったチームが勝ちです。チームみんなでアイデアを出し合い、チームで結束して作り上げます
マリンアクティビティでは大人も一緒に楽しみます。親子でOPに乗ったりできるし、親子でセーリング対決もできます(写真は山田寛親子対決)。保護者のなかには「普段、子どもと乗りたくてもなかなか機会がないので、とても楽しかったです」という声も聞こえました
いつまでもきれいな海で遊びたいから、みんなでビーチクリーンしました。FZR2023の活動の様子はNHK沖縄で現地取材され、年末に放映されました

(3)さまざまな刺激に触れて成長する!
 子どもたちやそのご家族は様々なバックグラウンドを持った参加者と出会い、貴重な思い出になったようです。ここでは視点を変えてリーダーの視点で書かせていただきます。

 最も感じたのが子どもたちに寄り添うことの難しさです。FZRでは天候や海面だけでなく、子どもたち一人一人の気分ややりたいこと、そしてヨット技術を考え、臨機応変に対応していく必要があります。

 といって、子どもたち一人一人のやりたいことを全部やろうとするとまとまりがなくなってしまいます。そこで、子どもたち全体のできること、やりたいことをまとめ、子どもたち全員にその方向に向かってもらい、楽しめるように考えました。

 この点では、僕はまだまだ不十分な点が多かったので来年以降につなげていきたいです。ただ、イベントを振り返ると、FZRに参加してよかったと心から言ってくれる子どもたちとご家族ばかりで、非常にやりがいと達成感のあるイベントだったと感じています。

 ここからは、僕の個人的な経験です。僕は大学からヨットを初めたのでOPに乗っていたわけでもなく、OPの世界を全く知らない状況でFZRに参加しました。そこで、心からセーリングを楽しんでいる子どもたちと、それを全力で応援しているご家族の姿を見て感激しました。

 また、日頃から一緒に練習しているセーラー同士のつながりの強さに圧倒されました。リーダー同士の繋がりでは、小さい頃からOPに乗っている経験豊富なセーラーであるリーダーばかりで、僕自身の具体的な目標となりセーリングに対するモチベーションが爆上がりしました。

 セーリングの話のみならず、展望台に絶景を見に行ったり、夜中の3時過ぎに少し遠くまで散歩したり、肝試ししたり、夜中までトランプをしたり、そして時には恋バナをしたり(笑)。到底4日間とは考えられない濃密な時間を過ごしました。リーダーたちは、すてきで尊敬できるセーラーばかりでした。

 FZRは4日間と短い期間ではありましたが、子ども達やその家族と一緒に海を楽しみ貴重な経験となりました。リーダーやFZR事務局の方々とのつながりも非常に魅力的で多くの刺激を得ることができました。

 初めての参加ということもあり、まだまだやり残したことや反省することがたくさんあるので来年以降のFZRにいかしたいと思います。

 FZR2023は天候やご家族、経験豊富なリーダーたち、そしてに応援してくださる企業や座間味村の方々に恵まれ大成功することができました。本当にありがとうございました!

 結果にこだわるセーリングだけでなく、きれいな海を楽しむ海遊びイベントにご興味を持たれたみなさん、ぜひ来年のFZRで一緒に海を楽しみましょう!

FZRは子どもだけのイベントではありません。家族、大人も一緒に海で遊んで一生の思い出ができます。参加者やチームリーダーの公募案内はSNSを通じておこないます

 FZR2024では、学生であるリーダーを主体としてSNSの更新をしていきます。イベントの紹介など有益な情報が盛りだくさんですのでぜひ、FZR公式InstagramとFacebookのフォローをよろしくお願いします!(レポート/下村有眞)

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