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1月メルボルンワールド直前!蒲郡テーザーウィンターレガッタ

 12月10日、愛知県蒲郡市・豊田自動織機 海陽ヨットハーバーを会場に「JTA公式レース第6戦テーザーウィンターレガッタ」が開催されました。年始に開催される2024メルボルンワールドに向けて、艇をすでに移送しているチームも多く、全5艇のエントリーとなりました。(レポート/日本テーザー協会)

蒲郡で開催されたテーザー・テーザーウィンターレガッタ。田中/田中(稲毛フリート)が優勝しました

 レースの風速は平均3~6m/sのなか3レースおこなわれました。少ない艇数こその駆け引きがあり、エキサイティングなレースとなりました。風のシフトを掴めるか、強弱がある中でのボートスピード、他艇に対してのタクティクスが求められるようなコンディションでした。第1レースのトップは石川/井上(芦屋F)、第2、第3レースは田中/田中(稲毛F)で田中チームが優勝しました。

 テーザー初参戦の高橋幸季選手からのレポートです。

◎初テーザーレース!悔しかったけど、やっぱりヨットは面白い!

 このウィンターレガッタでテーザーレースに初参加した高橋幸季です。全日本チャンピオンの伊藤さんのクルーとして参加しました。大学では470のヘルムで4年間を過ごし、卒業後には、クルーザーや大学の部活等で細々とセーリングには関わっていました。そんな自分がテーザーに乗ることになったきっかけは、2024年に開催されるメルボルンワールドです。

 海外でヨットに乗れるなんて楽しそう! その気持ちだけで、テーザー協会にコンタクトを取りました。協会会長の宮下さんを始めとするテーザーセーラーの方々はとても親切で大歓迎して頂き、多くの方のおかげで、今回のレースに参加。そしてワールドにも参加できます。本当にありがとうございます!

 レースを含めテーザーについての感想ですが、難しいけど面白い!です。470やスナイプに比べて、圧倒的に船の軽いテーザーは、ボートバランスやハンドリングがとてもシビアです。また、スピードが出やすく、失速もしやすいため、ブローや波の対処での差が470より顕著だと強く感じました。

 470で誤魔化していた部分があらわになり、自分の未熟さを痛感するとともに、少しの差がボートスピードに繋がった時の爽快感、レースでの駆け引きはやはり面白い。また、ベテランの方がしっかり強くて、決して甘く見ていたわけではないですが、セーリングの深さを再認識しました。

 マーク際の船の置き方、変化に対する対応等学ぶことがまだまだあるなと。これからもっと練習していきたいです。結果は悔しかったけれど、多くのことを学んだレースでした。前日の懇親会も楽しかったですし、つながりとあたたかさがあって、テーザーのコミュニティは本当に素敵です。

 テーザーに何度か乗ってみて、レースに出て感じたことは、このクラスをもっと多くの人に乗ってほしいということです。特にヨット部を卒業して、セーリングに関わりたいけど機会がない人、クルーザーもいいけどディンギーに乗りたい人にはぜひ乗ってみてほしいです。きっとテーザーセーラーの方が大歓迎してくれます。テーザーセーラー皆様、これからもよろしくお願いします!

テーザーウインターレガッタ2023成績

 テーザークラスでは2024年1月2日〜9日にオーストラリア・メルボルンでワールドが開催されます。日本から8艇がエントリー、総エントリー数100艇以上の見込みです。

 メルボルンワールドの次は日本でのワールドが開催予定です。沖縄での開催が決定し、ますますの盛り上がりが期待されます。 さらには、2027関西マスターズゲームのセーリング競技で採用されています。みなさん、ぜひテーザーレースへの参加をお待ちしています。

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