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ディンギーからキールボートの世界へ。和歌山カップレポート

 12月8日〜10日、和歌山セーリングセンターで「第6回和歌山カップ」が開催されました。若手選手を中心に10チームのフルエントリーをしていただきました。(レポート・写真提供/和歌山カップ実行委員会)

6回目の開催となった和歌山カップ。ディンギーセーラーがキールボートに乗るきっかけにもなる大会です。フリートレースとマッチレースを融合したフォーマットで競われます

 例年同様、初日に練習会・講習会を行い、2日目以降はフリートレースによる予選シリーズ、マッチレースによる決勝シリーズが行われました。

 今年は平年以上に気温が高かったため微風予報で、9日(土)のフリートレースは風待ちから始まりました。昼からそよそよと西寄りの風が入り始め、軽風の中で4レースが実施されました。

 微軽風の神経戦となった今回の予選フリートでは、1レース目は昨年度和歌山カップ覇者の矢野伸一郎率いる〈TEAM BUFFALO〉がトップフィニッシュ。2レース目は抜群のスタートで抜け出し独走した田中航輝率いる〈帆友会ゴリラ〉が、続く3・4レースは中川大河率いる〈シエスタ〉がトップフィニッシュします。軽風ではJ/24でのレース経験がある選手たちが安定した走りで上位を独占しました。

 10日(日)のマッチレースでは、予選成績上位6チームと下位4チームに分かれてラウンドロビンが行われました。

 前日同様、朝から無風が続きましたが、昼から入ってきた風の中6フライトが実施されました。第5フライトまで3勝0敗で進んだ、今シーズンマッチレースに多数出場している八鍬佑樹の〈GRADs〉と2勝1敗で向かえた〈シエスタ〉中川大河が第6フライトで激突し、勝利した〈シエスタ〉がタイブレークで優勝を飾りました。

 最終的には〈GRADs〉〈TEAM BUFFALO〉〈シエスタ〉が3勝1敗で並ぶ接戦となりました。

 今回の大会を通じて、多くの若手セーラーがキールボートやマッチレースの面白さを体感し、活動の幅を広げていただけきたいと思っています。また、今回も多くの方々にご協力いただき本当にありがとうございます。

 来年もよりすばらしい大会になるよう努めていきますので、たくさんの選手のエントリーをお待ちしています。

第6回和歌山カップ フリートレース成績
第6回和歌山カップ マッチレース成績
CATEGORY:  INSHOREKEELBOATNEWS