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タイで開幕!五輪出場国選考アジアセーリングチャンピオンシップ

 12月13日、タイ・パタヤで「アジアセーリングチャンピオンシップ」が開幕しました。この大会はパリ五輪の出場国枠(アジア枠)を決めるクオリファイレガッタで、日本からも五輪を目指す選手が出場しています。(BHM編集部)

タイ・パタヤで開幕したアジアセーリングチャンピオンシップ。パリ五輪のアジア出場国を決めるクオリファイレガッタになっています。本大会は出場国を決める大会で、各国の代表選手/チームが決まるわけではありません

◎クオリファイレガッタとは?
 2024年夏に開催されるパリ五輪セーリング競技は10種目あり、330選手に出場資格が与えられます。セーリングには1カ国につき1選手/チームという規則があり、また男女選手数を均等にするというIOCの掲げる目標に沿って種目別に出場国数が決められています。

【パリ五輪種目別出場国数】
男子
iQFOiL 24カ国
フォーミュラカイト 20カ国
ILCA7 43カ国
49er 20カ国

女子
iQFOiL 24カ国
フォーミュラカイト 20カ国
ILCA6 43カ国
49erFX 20カ国

男女ミックス
470 19カ国
ナクラ17 19カ国

 出場国を決める大会は2024年「セーリング・ワールド・チャンピオンシップ」にはじまり、その後世界地域であらかじめ決められたクオリファイレガッタが開催されていて、アジアでは9月に中国で開催されたアジア大会、そして本大会が指定レガッタとなっています。

 東京五輪で日本が全種目に出場できたのは、ホスト国に与えられる特別権利があるためで、次回パリ五輪ではフランスが全種目に出場できます。

 現在、日本でオリンピック出場が決まっているのは、8月の世界選手権で優勝し出場権利を獲得した470だけです。日本がパリ五輪に出場するためには「アジアセーリングチャンピオンシップ」、2024年度はじめに開催される種目別世界選手権、またはワールドセーリングが指定した国際大会で指定枠の成績をとらなければなりません。

 本大会では、パリ五輪アジア枠として、ILCA6、7で2カ国(ILCA6は出場権利を持っているマレーシアを除いて上位2カ国)、49er、49erFX、470、ナクラ17で1カ国をかけて争います。

大会会場はタイの名門ロイヤル・ヴァルーナ・ヨットクラブです。国際大会の開催地としても知られ今春にはILCA6マスターズ世界選手権が開催され加藤重雄が銅メダルを獲得しました
ILCA7で首位に立った瀬川和正。東京五輪の時はフィン級で出場し、再びILCAへ戻ってパリ五輪を目指して活動しています。ILCA7には日本から4選手が出場。先月、境港全日本で優勝した南里研二は怪我のため不参加です

◎日本は4種目に出場。ILCA7 瀬川和正が初日トップへ

 「アジアセーリングチャンピオンシップ」初日は全種目で2レースおこなわれました。風は比較的弱く、毎日スタート時間が12時に固定されていることからも、シーブリーズを待ってレースがはじまります。

 初日に好スタートを切ったのは、ILCA7瀬川和正で6-1位で同点首位に立ちました。

「1位を取れたことはうれしいですが、今回はタイ、香港、インド、韓国など強豪国が出場しているので、油断はできません。ベテランのマレーシアもあがってくるでしょう。彼らに負けないようこの成績を守っていきたい」(瀬川和正)

 本大会はレイデイを含めてレース期間が7日間続く長丁場となっています。タイの湿気と暑さは選手を疲労させる要因でもあり、また大会期間中は風が弱いことから、シフトやパフの読みが問われる神経戦になると予想されます。大会は19日まで。最終日にはメダルレースが予定されています。

◎アジアセーリングチャンピオンシップ成績
ILCA7 参加46艇 2R終了時
1 瀬川和正 6.0p
2 THA Arthit Mikhail Romanyk 6.0p
3 HKG Nicholas Halliday 7.0p
11 鈴木義弘 23.0p
18 黒田浩渡 39.0p
34 竹内修祐 65.0p

ILCA6 参加33艇 2R終了時
1 CHN Dongshuang Zhang 6.0p
2 THA Sophia Montgomery 7.0p
3 CHN Hui Li 9.0p
7 冨部柚三子 18.0p
20 柿元麻衣 40.0p
21 山本佑莉 41.0p
28 三浦帆香 52.0p

49er 参加21艇 2R終了時
1 OMA Musab Al Hadi / Waleed Al-kindi 6.0p
2 CHN Xin Wang / Tianyu Qi 8.0p
3 CHN Mingliang Ding / Wenwei Zhang 9.0p
21 古谷信玄/高柳 彬 37.0p

49erFX 参加9艇 2R終了時
1 CHN Xiaoyu Hu / Mengyuan Shan 3.0p
2 CHN Yingqian Wang / Xiaoya Su 6.0p
3 田中美紗樹/永松瀬羅 7.0p
4 松苗幸希/畑山絵里 9.0p
6 山崎アンナ/高野芹奈 13.0p

49erのスタート。本大会の特長のひとつは中国の勢いといえるでしょう。49erには21艇中6艇が出場。そして、、、
ナクラ17には12艇中9艇(!)が出場しています。同国からこれだけの数が出場しているのは、出場権利を取るための戦略でもあり、中国の強さを物語っています。また、本大会のナクラ17、470に日本チームは出場していません
ホテルから外出した瞬間に汗ばむほど暑いタイ(それでも12月は涼しい時期とのこと)。選手たちが陸に戻るとスポンサーからアイスの提供があります。これはうれしいサービスです
Wakako Racingによるレース初日ハイライト映像
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