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白石康次郎が大西洋横断レースを11日16時間でフィニッシュ!

 12月12日、大西洋横断「ルトゥール ア ラ バーズ」に出場する白石康次郎〈DMG MORI Global One〉がフィニッシュ。3500マイル(実走4333.20マイル)を11日16時間11分42秒、平均スピード12.48ノット、32艇中18位の記録で大西洋横断を達成しました。(BHM編集部)

白石康次郎が大西洋横断復路レースをフィニッシュ。11月、12月はほとんどレースをしている状態で合計9000マイル近くを走ったことになります。

 この大会は11月に開催された大西洋横断「ジャックヴァーブル」の復路コース(カリブ海マルティニークからフランス・ロリアン)を走る一人乗り外洋レースで、ヴァンデ・グローブの予選レースのひとつになっています。

 スタートから北上ルートを選択した白石選手は上位グループでレースを進行し、途中バッテリー、PCが浸水のために使用できなくなる、カンティングキールの不具合、また体調のトラブルに見舞われたものの無事にロリアンへ到着しました。

「とても疲れるレースでした。最終の2日間はお腹の調子が悪く、体力を取り戻すのが大変でした。それでも今シーズンはすべてのレースを完走でき、あたらしいフォイルをテストすることがでた。序盤のように風のコンディションによってはとても速く走ることができます。このボートは最新ではないので、船に大きなダメージはありませんが、小さなトラブルを改善するために修理が必要です。この冬は船を改造し、しっかりメンテナンスをすることになります。また、自分自身ももっとハードにトレーニングして体力をつけなくてはなりません」(白石)

 2024年のすべてのレースを終えた白石康次郎〈DMG MORI Global One〉は、これから来年11月に開催される世界一周ヴァンデ・グローブに向けて準備を進めていくことになります。次に出場する大会は、4月後半にスタートする大西洋横断「トランザットCIC」(仏ロリアン〜アメリカ)です。

ロリアンへフィニッシュする〈DMG MORI Global One〉。単独無寄港無補給世界一周レースヴァンデ・グローブに向けて着々と準備が進められています
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