11月30日〜12月2日までサウジアラビア・ジェッダで「アメリカズカップ予選レガッタ」が開催されました。この大会はAC75の縮小版でユースアメリカズカップ、ウィメンズアメリカズカップで採用されるAC40によるプレレガッタです。本大会は９月スペイン・ビラノバ大会に続いて２回目の開催となります。（BHM編集部）

　レースは３日間で８レースおこなわれ、さらにトップ２艇によるマッチレースで決勝がおこなわれました。第１戦スペイン・ビラノバ大会とはコンディションが異なり、15から最大20ノットの強風、フラットウォーターで迫力あるフォイリングレースが繰り広げられました。

　優勝はピーター・バーリング、ネイサン・アウタリッジがヘルムを担当する〈エミレーツ・チームニュージーランド〉です。２位には、31歳の東京五輪ナクラ17金メダリスト、ルジェロ・ティータと若干19歳でオプティミストワールド三連覇の天才、マルコ・グラドーニの〈ルナロッサ・プラダ・ピレリ〉となりました。

　アメリカズカップはAC40による予選レガッタがこれで終了となり、2024年8月にはバルセロナでAC75の予選レガッタが開催されます。そして、8月29日からチャレンジャー選抜シリーズ、10月12日からアメリカズカップ本戦が始まります。また、アメリカズカップと並行して開催されるユース&ウィメンズアメリカズカップには12チームがエントリーしています。

◎アメリカズカップ予選レガッタ・ジェッダ大会成績
1 Emirates Team New Zealand 64pt
2 Luna Rossa Prada Pirelli 49pt
3 Alinghi Red Bull Racing 35pt
4 NYYC American Magic 28pt
5 INEOS Britannia 26pt
6 Orient Express Racing Team 20pt

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