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【コラム】11月はカリブ海で大西洋横断を待ってます

 みなさん、こんにちは。バルクヘッドマガジン編集長です。編集長の取材遠征は、(しつこいようですけど)まだ続いています。今週はカリブ海のマルティニークという島で、ふたり乗り大西洋横断ヨットレース「トランザット・ジャックヴァーブル」を撮影しています。(BHM編集部)

11月19日午前2時過ぎ、マルティニークにIMOCAのトップ艇〈For People〉(Thomas Ruyant /Morgan Lagravière)がフィニッシュ。Thomas Ruyantは大西洋横断レース三連覇を達成です。さん橋には真夜中にも関わらずものすごい数のメディアが取材に訪れていました。大会規模の大きさがよくわかります

 カリブの生活も予定を超えて長くなってしまいました。編集長は全日本インカレの荷物のままカリブ海のグアドループへ。この島で大西洋横断ヨットレース「ミニトランザット」を撮影しました。それからマルティニークへ移動して、いまジャックヴァーブルのフィニッシュを待っています。11月は、待つのが仕事、になっています。

 外洋ヨットレースの場合、いつ到着するのか近づいてくるまでわかりません。距離と速度でおおよその到着時間(ETA=Estimated Time of Arrival)は計算できますが、レース序盤のETAなんてまるで当てになりません。カームにつかまったら2、3日止まったままになってしまうからです。

 それでも予想しないといけないのが、現地撮影のむずかしいところで、そもそも自分が到着に遅れてしまったら撮影できません。さらに問題は、日本からカリブ海まで行くのに約40時間も掛かってしまうということ、現地で撮影の段取りすることを考えるとギリギリに到着するのは危険すぎます。

 なんてことを考えて行動していたらレース艇の動きが遅くなり、、、まあ、フィニッシュに遅れて到着したり、撮影できなくなるよりはいいので、仕方ないことかもしれません。

 今回の遠征もなかなか刺激的なトラブルを多々経験しながら続いています。もう、これでもかというほど、小さなことから大きなトラブルまで起こります。

 クルマで道に迷うのは日常茶飯時。グアドループでは毎日断水。バケツに水を汲んで備えるのが日課でした。そして、いちばんの問題なのは、英語がほとんど通じないことでしょうか。これには本当に困っています。とはいえ、普段はこんなに時間が取れないので、ゆっくりとしたカリブ時間をたのしんでいます。「郷に入れば郷に従え」ですね。そんな気持ちで、あと数日間、がんばります!

編集長はいまカリブ海のマルティニークにいます。港は大西洋横断艇を迎え入れる準備が整っていて、ビレッジには毎日多くの観光客が訪れています
港にはすでに大西洋横断をフィニッシュしたウルティムクラスが係留されていました。100フィート級のモンスタートライマランです
大会ビレッジは小学生の遠足にもなっていて有名スキッパーと記念写真を撮ったり交流をしています。
トップ艇〈For People〉のフィニッシュ。10月29日にスタートしたジャックヴァーブルは、当日の荒天状況から予定を大幅に変更されることになりました。予定通りのコースでスタートしたのはウルティムクラスのみ。クラス40、オーシャンフィフティがコース変更され、IMOCAは約10日間スタートを延期されることになりました
大西洋横断レース王の称号を受けるThomas Ruyant(左)とMorgan Lagravière。記録は11日21時間32分31秒。平均速度19ノットで大西洋を横断しました。Thomas Ruyantは2009年度のミニトランザット勝者でもあります
メディアセンターは高層ビルの17階。そこから港全体を見渡すことができます。当然ながらメディアセンターは24時間体制でフィニッシュ艇を待っています
グアドループで頭を悩ませた断水問題。バケツとペットボトルに水を溜めておきます。しかし、断水は「島ではよくあること」だそうです
マルティニークでは大家さんが激安スーパーへ連れて行ってくれました。写真のくだものは柿で島で大人気だそうです。日本のものよりも大柄ですが、種がなく程よい甘さで美味しかったです

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