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梶本和歌子〈.dev〉 優勝!第5回 伊藤園 Women’s Cup 2023

 11月11日、葉山マリーナで女子キールボートレース「伊藤園 Women’s Cup 2023」が開催されました。この大会はNST所有のYAMAHA30Sを4艇使用したフリートレースです。Women’s Cup は2018年から始まり、1回コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、今回で5回目の開催になります。(レポート/Women’s Cup実行委員会、写真提供/田口裕介、大島ゆう子)

葉山で開催された第5回伊藤園 Women’s Cup 2023。選手も運営首脳陣も女性が中心でおこなわれるキールボートレースです

 キールボートで「スキッパー及びクルーの乗員は女性であること」という条件の付いたレースは現在この大会しかなく、各方面で活躍する女性セーラーが一同に会する珍しい大会です。例年同様、今年も日本全国から多くの女子セーラーがこのレースのために葉山に集まりました。

 この大会の特長は、オリンピアン、ナショナルチーム経験者、ディンギーで活躍する若手、キールボートで活動するベテランといった現役セーラーだけではなく、しばらくヨットから離れ久しぶりにヨットに乗る女子、はじめてキールボートに乗る女子、年齢も最年少は高校1年生と幅広く、海やヨットが好きな人たちが声を掛け合って集まりチームを作り、楽しみながらも熱いレースをすることです。

 そして運営も女性セーラー中心で行っており、チーフアンパイア、実行委員長、レース委員長も女性が務めています(もちろん、男性の方々にもお世話になり、この大会が開催できていることは言うまでもありません)。上位入賞チームは下記の通りです。来年のWomen’s Cupにもご期待ください。

当日は朝から強風で、ブローは20ノットを超えるコンディションとなりました。そのため第1レース、第2レースはスピンの使用禁止、お昼ごろから少し風が落ちてきて、第3レース、第4レースはスピンの使用可として予定通り4レースを実施しました
優勝〈.dev〉 梶本和歌子ヘルム
最年少高校1年生は今回が初キールボート。「操縦はお姉さんたちがやってくれました。」操縦という言葉を使うところがかわいい!
2位〈関西&関東〉 藤井麗ヘルム
過去3大会優勝の藤井麗選手。この大会、レースを牽引してくれるベテランチームです
3位〈M&H〉 日根野麻里亜ヘルム
上位と僅差だっただけに悔しい思いだと思います。来年はきっとリベンジしてくれると思います
4位〈Smile〉 深沢瑛里ヘルム
急遽メンバーが減り、当日は6人の軽量チームとなってしまいました。強風の中、慣れないキールボートで手数も足りなく大変だったと思います
多くの企業、個人の方々にサポート頂き、沢山の協賛品も頂いております。また、多くの男性にもご協力頂きこの大会が成り立っています。ご協賛、ご協力頂きましたみなさまに心より感謝申し上げます
伊藤園 Women’s Cup 2023 最終成績
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