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不安定な微軽風戦。福岡全日本インカレ初日は2レース実施

 11月2日、 博多湾で開催されている「第88回全日本学生ヨット選手権」。レース初日は約1時間の陸上待機のあと出艇し、2レースが行われました。(文/長塚正一郎 バルクヘッドマガジン)

福岡小戸で開幕した全日本インカレ。レース初日は風弱く、陸上・海上で待機。4〜8ノットのトリッキーな風で2レースおこなわれました

 コンディションは西北西から北西へ回る微軽風。定期的なシフトが入り、風の強弱が大きな海面です。1レース目では、途中で風がなくなり両クラスともコース短縮。470級では、12艇のDNF艇が出ました。

 470級では、2レース目で5-6-7位の好レースを見せた関西学院大が首位に立ちました。スナイプ級では、4連覇のかかる早稲田大がトップに。総合でも、両クラスとも好順位にまとめた早稲田大がリードします。総合2位には、スナイプ級でも1-2位フィニッシュと見せ場をつくった関西学院大がつづきます。

1レース目のトップマークを1-3位で回航し、大きな見せ場をつくった法政大。初日のレースはシフトを掴んだ艇が一気に前に出る展開となりました。
「僕らはチャレンジャーなので初日から攻めることをコンセプトにしていました。今日は2レース目改善できたけど、1レース目が良くなかった。明日は1レース目の入りを意識していきたいです」(林 470級クラスリーダー)
29年ぶりの全日本インカレ出場となる西南学院大。「今年は、重点的にコース練習することで力をつけてきました。得意の軽風域で良い順位を取りたいです」(澤山主将)
レース後の審問が多いのはインカレの特長です。本大会の審問室はなんと手作り。発泡スチロールの壁で作られています
高気圧に覆われた博多は1日通して晴天。日中はTシャツで過ごしても快適です。大会2日目の博多湾も微風予報です
第88回全日本学生ヨット選手権 470 初日成績
第88回全日本学生ヨット選手権 スナイプ 初日成績

◎総合成績 暫定 11/2 22時現在
1 早稲田大  182点
2 関西学院大 241点
3 同志社大  276点
4 慶應大   292点
5 立命館大  350点
6 日本大   356点

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