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大西洋横断ミニトランザット第2レグスタート・フォトレポート

 10月28日、大西洋横断「ミニトランザット」第2レグがスタートしました。第2レグは2700マイル。コースはラ・パルマ島サンタ・クルス・デ・ラ・パルマ沖をスタートして、カナリア諸島南方のエル・イエロ島をまわってからカリブ海グアドループへ向かいます。87艇のミニは午後1時過ぎ、4ノット程度の弱い風のなかをスタートしました。(BHM編集部)

美しいラ・パルマ島の山を背景にミニトランザット出場87艇が一斉にスタート。序盤は風弱くグアドループまでトップ艇が11〜12日かかる見込みです
ミニトランザットの朝は早く日の出と共に動き出します(とはいっても日の出は8時過ぎ)。サンタ・クルス・デ・ラ・パルマは朝も温かく、Tシャツ短パンで十分です
9時過ぎに出艇申告がはじまり、選手たちが受付に並びます。フランスの第1レグの時は緊張の面持ちでしたが、1350マイルを走った後の選手たちには余裕すら感じられます
受付では携帯電話を大会実行委員会へ預ける恒例の儀式。選手たちは受付直前まで手放せません。ミニトランザットでは携帯電話の搭載が禁止されています
選手の家族や仲間が集まり、さん橋は大賑わいです。フランススタートに比べて観客は少ないものの、レースとしてはロングになる第2レグが本番です
船外機を搭載(禁止)されるMINI6.50は港を出るまでえい航されて出艇します。87艇が出艇するまで2時間半。最後にえい航される選手はずっと待っていなければなりません
出艇する選手は、歌を歌ったり、大きな歓声のなか賑やかに送り出されます。選手と家族や恋人との別れのシーンは感動的でもあります
ロール・ギャレー選手も元気に出艇していきました。ラ・パルマ島ではロールのお母さん(背中写真)が滞在をサポートをしていました
スタート時は風弱くスローペースではじまりました。しかし、コースに小さな低気圧が迫っていることもあり、気象はめまぐるしく変化すると予想されます
第1レグを4位、第2レグでも上位入賞を狙うロール・ギャレー選手。DMG MORI セーリングアカデミーの一期生であり、外洋ヨットレースに対して強い意志を持って挑んでいます
スタートから2時間経過しましたが、風が弱く、まだサンタ・クルス・デ・ラ・パルマの町から離れていません。艇団の様子は公式サイトのトラッキングで確認できます
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