Loading

11月日本選抜チームが出場!SSLゴールドカップ ファイナル

 11月スペイン・グランカナリア島で、国別対抗戦「スターセーラーズリーグ・ゴールドカップ ファイナルシリーズ」(SSL)に日本選抜チームが出場します。日本は、シドニー五輪470代表の浜崎栄一郎キャプテン、舩澤泰隆ヘルムをはじめ国内外で活躍する若手、経験豊富な選手でチームを結成。大会の概要、日本チームを紹介します。(文/TEAM Rising Sun Japan)

56カ国が参加するスターセーラーズリーグ・ゴールドカップ ファイナルシリーズに日本が招待(インビテーション)出場します

◎SSLゴールドカップとは?
 SSLゴールドカップはサッカーやラグビーと同様に、最も優れた国を表彰することを目的に設立されました。2022年5月にスイスで予選シリーズが始まり、2022年1月のSSL国別ランキングで25位から56位までのチームが、4から8のグループに分かれて対戦。予選シリーズは5月から7月まで全5ラウンドおこなわれ、各グループの上位2チームが11月10日から12月3日までカナリア諸島で開催されるファイナルシリーズに進出します。

◎日本チーム設立とレース参加までの経緯
 スターセーラーズリーグ(SSL)の創設者は、フランスのセーラーであるミシェル・ニクラスです。彼はこのプロのセーリングリーグを立ち上げ、スター・セーリングの世界でトップの選手たちを集めるイベント、SSLファイナルを主催しています。

 セーリングアスリート財団(SAF)は、レアル・フェデラシオン・カナリア・デ・ベラ連盟、組織当局(OA)と協力して2022年大会にシドニー五輪470代表の浜崎栄一郎をキャプテンに指名し、日本をSSLゴールドカップ ファイナルシリーズに招待しました。

 しかし、2022年10月、大会1カ月前に主催者都合で大会が2023年に延期され、改めて2023年11月8日~12月3日 カナリア諸島グランカナリア島、アンフィ・デル・マールで、SSLゴールドカップ ファイナルシリーズが11月に正式に開催される事になりました。

2022年に始まったSSLゴールドカップ。グランドファイナルはスペイン・グランカナリア島で11月に開催されます
SSLゴールドカップ。グランドファイナル・グループ分け

◎日本チーム選抜の経緯
 大会レギュレーションではSSLで公表しているSSLランキング国別ランキング上位50位以内選手を3〜4 人がチームに加わる必要があります。

 ディンギーセーラーとキールボートセーラーの融合を意識し470世界選手権覇者の岡田奎樹選手を初め、49er男子高橋・森嶋組。49erFX女子の山崎アンナ選手など第一線で活躍するディンギーラーとアメリカズカップ/TP52/マッチレース経験の豊富なメンバー構成が2022年では実現していました。

 しかし、大会は延期となり2023年に再び召集を行いましたが、パリオリンピックに向けての最終段階のため、オリンピックキャンペーン中の選手は不参加となってしまいました。 

 今回新たに加わったメンバーにプロセーラーを中心にキールボートでの戦績豊富なセーラーに加え、JSAF HOPEプログラムに選出されている2名が加わりました。

◎日本チームの紹介
 新たにスタートするSSLに招待され参加する事は国際的な日本の立場を確立させるためにも、そして国内で活動する全てのセーラーに対し次の「チャンス」になり得る機会ととらえています。

 競技種目の枠を超えてチームジャパンとして世界で戦う事でセーリングの魅力を多くの方へ伝える機会とセーリングファンの獲得ができると信じています。

 SSLランキングによって全てのセーラーにチャンスがあります。2023年大会は非常に短い準備期間での挑戦になりますが、下記のメンバーで参戦し国内にセーリングの魅力を発信すると共に次回大会への参加意義と競技レベル向上意識を促し、国内セーラーのグローバル化を加速させていきます。

チーム名:TEAM Rising Sun Japan
浜崎栄一郎 キャプテン
舩澤泰隆 ヘルム
早福和彦 ピット
笹木哲也 メイントリマー
和歌山英樹 グラインダー
中村 匠 トリマー
吉田工作 トリマー
小林郁弥 ミッドバウ
嶋倉照晃(JSAF HOPE)フロート
池田海人(JSAF HOPE)フロート
伊藝徳雄 バウマン

CATEGORY:  INSHOREKEELBOATNEWS