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台風一過、大うねりの戦い。パリ五輪組が上位を占め最終日へ

 9月9日、決勝シリーズがはじまった「ピアソンマリン 全日本470級ヨット選手権大会 2023」3日目。宮城県名取市閖上沖は、前日夜に通過した台風13号の影響で朝から大きなうねりが入っています。大会3日目は予選41位までがゴールドフリート、それ以下はシルバーフリートに分かれて決勝シリーズがおこなわれました。(BHM編集部)

宮城県名取市閖上ヨットハーバーで開催されている470全日本選手権3日目。台風の影響で大きなうねりの入るラフなレース海面で3レースおこなわれました

 南東から吹く風は8ノット前後。風はライトですが、高低差のあるうねりが選手を襲います。本日の見どころは言わずと知れた世界選手権メダリスト同士の直接対決です。予選ではフリートが分かれていた岡田奎樹/吉岡美帆(トヨタ自動車東日本/ベネッセホールディングス)、磯崎哲也/関友里恵(ヤマハ発動機)が同じフリートで戦います。

 スタート前の2チームは完全にピンエンド狙いです。両チームは接近戦を繰り返しポジションを奪い合います。ゴールドフリート第1レースは岡田/吉岡がするりとピンボートをかわして下一スタート。左海面のブローをつかんで余裕の1位を取りました。

 第2レースでは磯崎/関がピンエンドから好スタートを決めてトップを奪取。両チームだけでなく、吉田 愛/吉田雄悟(Q’Sfix/ピアソンマリンジャパン)、高山大智/盛田冬華(ヤマハ発動機)が必ず上位に入ってきます。トップセーラーのスピードはこれほどまで違うのかと感じた選手は多いことでしょう。

 風が19ノットまで吹き上がった第3レースで岡田がトップを取ったため岡田対磯崎の勝負は岡田に軍配が上がりました。3位には吉田/吉田、4位には高山/盛田が上がってきました。

 明日10日は大会最終日です。470全日本選手権最終日は3レース予定されスタート時刻を30分早めておこなわれます。

◎2023全日本470選手権 参加82艇 9R終了時
1 岡田奎樹/吉岡美帆(トヨタ自動車東日本/ベネッセホールディングス)10p
2 磯崎哲也/関友里恵(ヤマハ発動機)15p
3 吉田 愛/吉田雄悟(Q’Sfix/ピアソンマリンジャパン)22p
4 高山大智/盛田冬華(ヤマハ発動機)30p
5 石川和歩/松山大祐 (早稲田大) 34p
6 神木 聖/疋田大晟(ヤマハ発動機)38p
7 飯田 澪/藤倉 廉(早稲田大)38p
8 大石駿水/福田桃奈(同志社大/立教大)54p
9 小泉凱皇/池田隼太 55p
10 安永昴生/田中丸 武 (早稲田大)61p

決勝シリーズが始まり上位チームはゴールドフリートの戦いが始まりました。不安定な天候ですが大会3日目までレースは順調に進み9レースを終えています
岡田/吉岡。「きょうは台風の影響でうねりと風の方向が違っていたし、風の振れをとらえるのが重要な1日でした。2レース目(3位)はコースミス。スピードでしっかり勝負しなければ。最終日も気を引き締めてレースします」(岡田)
磯崎/関。「このレース海面は左が伸びる。1レース目で右海面に雲があったので、それを目指して走ってしまった。これはリスクの高い選択でした。(岡田艇と)得点差はあるけれど、自分たちは1レース、1レースを大切に戦います」(磯崎)
吉田/吉田。「風が吹き上がった第3レースではスタートもよく、1位で上マークをまわることができました。(コンビを組んで日の浅い)わたしたちとしては上出来の結果で、特にピアソンのニューボートでスピードが上がったのを実感しています」(吉田愛)
宮城県で最大規模のディンギーハーバーとなる閖上ヨットハーバー(震災後、場所を移して再建され2018年にスロープとポンツーンが完成)。防波堤に囲まれていて風波を避けられる安全なハーバーです
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