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2023年最速のセーラーは君たちだ! スピードスター決定!!

 9月3日、愛知県蒲郡「2023年度全日本学生ヨット個人選手権」(の裏)でおこなわれたバルクヘッドマガジン主催「スピードコンテスト」。この非公式イベントはTracTracのGPSデータから最高速度を抜き出して競うものです。今年も厳密な計測の結果、映えあるスピードスターが誕生しました。(BHM編集部)

インカレ個人戦で開催されたスピードコンテスト。軽風シリーズとなりましたが、今年も各クラス実力選手が優勝を飾りました。写真は470優勝の石川和歩/高田 澪/松山大祐(早稲田大・写真クルーは松山)です

◎2023年度 全日本インカレ個人戦 スピードコンテスト結果
470優勝
石川和歩/高田 澪/松山大祐(早稲田大)9.88kt

スナイプ優勝
大堀達也/山口栞奈(関西学院大)※7.1814kt
西尾拓大/三上瑛司/今川穂乃香(東京大)※7.1814kt

シングルハンド優勝
中尾吏玖(東海大)6.64kt

2023スピードコンテスト最終成績

 470級は総合2位の石川(4年)/高田(3年)/松山(2年)が勝利しました。早稲田470は二連覇達成です。そして高田、松山両選手は前年度の優勝クルーでもあり、2個目のスピードスター・キャップを獲得しました。高田、松山は来年以降の連覇も期待され、2年の松山に限ってはまさかの4連覇の可能性も秘めています。

 また、スナイプ級では同スピードによる優勝2チーム(東京大、関西学院大)という前代未聞の結果になりました。TracTracにデータ解析を求めたところ小数点以下も同じ数値とのことで、今回は2チームを優勝とします。おめでとう!

 シングルハンドの中尾吏玖(東海大)は、本大会総合優勝とあわせてダブル受賞を獲得しました。中尾は大会公式パンフレットにもスピードコンテストへの決意を表明。有言実行、史上初の快挙です。

 スピードスターに輝いたみなさん、おめでとうございます。君たちは2023年度もっとも速いセーラーです。これはデータが証明しています。

 そして、学生セーラーのみなさん、彼らの総合成績と照らし合わせてみれば、「スピードが結果につながる」というセーリング競技の基本がお分かりいただけるでしょう。

 学生セーラーにはぜひともスピードを追求してもらいたい。編集長個人的には「こいつ、わけわかんないけど、とんでもなく速いぞ!」という、ぶっとんだセーラーが登場してくれたらうれしいです。

 バルクヘッドマガジンでは成績表だけではない、セーリングの魅力を発見できれば、もっと楽しくなると考えています。そしてなにより選手たちがヨットレースをいろんな側面から楽しんでもらえたらうれしいです。次回のスピードコンテストをおたのしみに!

石川和歩/高田 澪/松山大祐(早稲田大)
「いちばんスピードが出た瞬間は覚えています。これは来たな、と。リーチングでした」(松山 2年)。「今回の蒲郡はスピードが出しにくい海面だったと思います。全日本インカレではスピードスターの名に恥じぬような走りをしたい。スタート直後からトップスピードを目指します」(石川 4年)
大堀達也/山口栞奈(関西学院大)
「軽風のボートスピードでは自信があって、全日本で通用するのかを試しに来た結果、この賞をいただけてうれしいです。さらに磨きをかけてスピードを追求します」( 山口 4年)
西尾拓大/三上瑛司/今川穂乃香(東京大)
「スピードで1位になれたのはうれしい。次はレガッタを通して前を走れるようにがんばります」(西尾 4年)。「スピードコンテストで優勝できるように4年間がんばってきました。とてもうれしいです」(三上 2年)
中尾吏玖(東海大)
「去年取れなかったダブル受賞、スピードコンテストとシングルハンドレガッタで優勝できてめちゃくっちゃ嬉しいです!」
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