9月12日から16日で行われた米ニューポート・ニューヨークヨットクラブの「ロレックスNYYCインビテーショナルカップ」に日本セーリング連盟（JSAF）代表として葉山マリーナを拠点に活動するGaiaチームが参戦しました。（レポート／Gaia）

　2年に一度開催されるこの大会はアマチュアセーラーによるヨットクラブ対抗戦です。初開催は2009年で今回は8回目にあたり、13カ国／19チームで競われました。

　日本は第1、4レースで3位を取りつつも総合14位。優勝はサンディエゴヨットクラブ（アメリカ）が獲得し、最終レースでも堂々1位の走りを見せました。

　今大会は軽風、前線通過、ハリケーンなどの悪条件に見舞われ、レーススケジュールを前倒しすることに。予定されていたレース数は5日間で12レースでしたが、5日目はノーレースとなり4日間で8レースの大会となりました。

　大会1日目は軽風によるAP掲揚から始まり、第1レースが始まったのは14時。5〜7ノットの軽風の中、右海面の風を予想し本部船の上一からスタート。右海面の風をつかみ、フィニッシュは3位となりました。その後の第2、3レースでは10ノット付近まで風が上がるものの、レース展開に苦戦してしまいました。

　夜にはディフェンダーズナイトが開催され、過去大会の優勝チームの紹介、そして前回大会優勝のサザンヨットクラブ（アメリカ）のスピーチがありました。また、各レースの上位3チームが表彰されるため、3位のペアコップをいただきました。

　大会2日目は10〜14ノットの最高のコンディションでありながら、ストーム到来により1レースのみ実施となりました。その第4レースはシフトをつかんで1上マークを4位、フィニッシュは3位といういいリズムで終えることができました。夜には1日目に引き続き3位のペアカップをいただきました。

　大会3日目は7ノット以下の軽風で行われ、計3レースを実施しました。北風の中、1、2日目とは異なる湾内の海面で行われたため、葉山の北風のように振れやすいコンディションです。潮流も強く、第5レースでは19位と翻弄されましたが、課題を見いだして続く第6、7レースでは7位、9位とシングルで収めました。

　最終日となった大会4日目は、午後に表彰式を行うために午前中に1レースのみ実施しました。20ノットを超える強風の中、メイン、ジブともにリーフしてスタート。

　良いスタートを切ったものの、高い波でボートスピードが出せずに2上では17位回航となってしまいました。しかしながら、最終レグのダウンウインドでは5艇をゴボウ抜き。日頃の強風での練習の成果を発揮し、最後は12位でフィニッシュしました。

　Gaiaチームの目標には届かず悔しい結果となってしまいましたが、アマチュアとは言えども世界のレベルの高さ、そして何よりヨットクラブ本場の文化を学ぶことができ、非常に貴重な経験となりました。

　JSAF代表チームとしてわれわれGaiaチームを選出いただき、JSAFのみなさま、そして応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

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