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石川/松山優勝!第5回関東470協会フリートレース・レポート

 8月19、20日、ジリジリ焼けるような夏の日差しの中、「第5回関東470協会フリートレース」が開催されました。この2日間は天気も晴れ、南の安定した風に恵まれて6レース行われました。(レポート・写真/関東470協会)

第5回関東470協会フリートレース優勝の石川和歩/松山大祐(早稲田大)

 今回も関東水域以外から沢山の大学の参加があり88艇が集まったため、ビッグフリートを経験できる貴重な機会となり1フリートのレースとしました。

初日
 朝から南の風が安定して入っていて、定刻通りスタートしました。風向は190~200度で、風速ははじめ10ノット、その後13ノットまであがりました。

 艇数が多いので1マークまでのコースで海面全体に艇が広がり、早いうちにエンド付近まで伸ばして遠くから1マークにアプローチするため、マーク回航時に大幅にオーバーセールしている艇が多数見受けられました。オーバーセールは帆走する距離が長くなるだけでなく、マーク回航時に他の艇に内側に入られやすくなるので適切なマークアプローチを意識したほうがよいと思います。

2日目
 朝は風がなかったですが序々に南の風が入り、定刻通りスタートができました。風向は200~215度で、風速ははじめ6ノット、その後10ノットになりましたが、周期的にシフトする典型的な夏の南の風で、シフトとブローに合わせてセオリー通りにタックしてコースを引いた艇が上位で回航していました。

 6レース目はゼネリコが繰り返されたため、ブラックフラッグでBFDが4艇出てしまいましたが、待っている位置が高すぎてラインが見えていないようでした。

 中盤以降で走っている艇は改善すべき課題が多く見受けられ、3マークを回航してフィニッシュに向かう際に上りすぎて距離をロスしている艇が多く、プロパーコースを走った艇に抜かれているシーンが何度もありました。

 また、基本的に自艇のセールの状態を確認できてなく、スタートの時に軽風の割にバングを効かせすぎて前に出てしまったり、スピンが上がりきっていない艇やスピンポールが低くてスピンの形が悪い艇が半分近く見受けられました。

 秋インカレの前の大事な時期ですので、今回のレースで課題を明確にし、改善してインカレに臨んでいただければと思います。

 レース結果は、
優勝はJPN4821 石川和歩・松山大祐(早稲田大学・早稲田大学)
2位にはJPN4773 池田海人・有田功樹(日本大学・中央大学)
3位にはJPN4316 小栁倫太郎・新井健伸(株式会社ヴィス・東京海上日動)
 となりました。

 9月6日〜10日に全日本470級選手権が予定されてます。大会の様子は遠征支援レポートが届き次第ホームページにアップしていきますのでお楽しみに!

 今大会で2023年の関東470協会主催レースは全て終わりました。参加された選手の皆さんありがとうございました。来年もたくさんのレースを予定し、年内には発表したいと思います。来年もよろしくお願いします!

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