8月13日、オランダ・ハーグ「セーリング・ワールド・チャンピオンシップ」3日目は470がレイデイとなり、ILCA7、ILCA6がスタートしました。風は13ノット前後。潮が強く、種目によってはゼネリコ、BFDが続出する１日になりました。（BHM編集部）

　初日を迎えたILCAはもっとも遠い海面でおこなわれました。本大会は８つのレース海面が設けられています。端から端まで200馬力2機掛けのリブで約45分掛かるので、20マイル近くの距離があります。日本ではなかなか考えられない広大な規模のレース海面といえるでしょう。

　そんなレース海面の評判は良いわけなく、ILCAのようなボートではレース海面の往復に片道1時間以上掛かるため、海上にいる時間は当然長くなります。さらに本日はコース設定が定まらず、ILCA6はスタートまでに３時間の海上待機を強いられる始末。１日のほとんどを海面で過ごす疲労の初日となりました。

　２レースおこなわれたILCAは、男子は瀬川和正が61位／138艇中、女子は冨部柚三子が40位／109艇につけました。ILCA男女は予選で出場艇の半分以下の順位を取り、ゴールドフリート進出が第一の目標です。ILCA男女とも初日のノルマはクリア。この流れを維持できるかが鍵です。

　メダル圏内のハンザ303は予定通り２レースおこなわれました。丹羽 巧は1-3位で２位を保守。1位のポルトガルとの差は３点。３位のイギリスとは10点差あり、優勝争いはポルトガルと一騎打ちの様相を見せています。

　明日大会４日目は470の予選最終日。また、iQFOiL男女、フォーミュラカイト男女のレースが始まります。

◎セーリング・ワールド・チャンピオンシップ 3日目
470 参加64艇 4R終了時
1 岡田奎樹／吉岡美帆 6p
2 SWE Anton Dahlberg / Lovisa Karlsson 11p
3 GER Simon Diesch / Anna Markfort　15p
4 磯崎哲也／関友里恵 15p
16 高山大智／盛田冬華 23p
17 吉田 愛／吉田雄悟 25p

ハンザ303 参加15艇 4R終了時
1 POL Piotr Cichocki 7p
2 丹羽 巧 10p
3 GBR Rory McKinna 20p

ILCA7 参加138艇 2R終了時
1 CRO Tonci Stipanovic 2p
2 GBR Michael Beckett 4p
3 CYP Pavlos Kontides 6p
61 瀬川和正 63p
112 南里研二 109p

ILCA6 参加109艇 2R終了時
1 HUN Maria Erdi 6p
2 ITA Carolina Albano 6p
3 GBR Daisy Collingridge 12p
40 冨部柚三子 45p
69 三浦帆香 68p
97 山本佑莉 94p
103 柿元麻衣 99p

49er 参加83艇 9R終了時
1 NED Bart Lambriex / Floris Van De Werken 19p
2 ESP Diego Botin Le Chever / Florian Trittel Johannes 20.8p
3 POL Lukasz Przybytek / Jacek Piasecki 26p
35 高橋レオ／森嶋ティモシー 92p
45 古谷信玄／高柳 彬 104p
64 嶋倉照晃／上園田心太浪 150p

49erFX 参加58艇 9R終了時
1 SWE Vilma Bobeck / Rebecca Netzler 11p
2 BEL Isaura Maenhaut / Anouk Geurts 26p
3 AUS Olivia Price / Evie Haseldine 29p
31 山崎アンナ／高野芹奈 122p
35 田中美紗樹／永松瀬羅 126p
58 市橋愛生／後藤凛子219p

ナクラ17 参加49艇 9R終了時
1 ITA Ruggero Tita / Caterina Banti 8p
2 GER Paul Kohlhoff / Alica Stuhlemmer 14p
3 GBR John Gimson / Anna Burnet 117p
32 飯束潮吹／西田カピーリア桜良 70p
48 渡部雄貴／植田 実 181p

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