葉山で開催。DMG MORI セーリングアカデミー、スキッパー候補生選考
今春スタートしたオフショアセーラーを育成するプログラム「DMG MORI セーリングアカデミー」の日本選考が続いています。このプログラムは、外洋レースの基礎を学び2027年の大西洋横断「ミニトランザット」に出場する日本人スキッパーを育成するもので、応募約30名の中から、書類選考、面接を経て、現在4名の候補選手により最終選考がおこなわれています。(BHM編集部)
7月中旬、葉山沖でDMG MORI セーリングアカデミーの海上選考がおこなわれました。面接選考を通過した5名のうち4名が参加。6月からあたらしくDMG MORI セーリングアカデミーコーチに就任した鈴木晶友さん(2019年ミニトランザットで大西洋横断完走、2022-23年グローブ40で世界一周完走)と一緒にMINI6.50でセーリングしました。
候補選手の顔ぶれはディンギー、キールボート経験がある20〜30歳まで。ただし、MINI6.50のセーリング経験はもちろんなく、今回はテストでありながらも、鈴木コーチから指導を受けながらセーリングするという形でおこなわれました。
今後の展開は8月にセーリングによる最終選考があり、今秋にはDMG MORI セーリングアカデミー候補生が決定する予定です。その後、日本とフランスを拠点に外洋ヨットレースや船(設計、建造、艤装など)について学んでいきます。DMG MORI セーリングアカデミー日本選考の続報は、バルクヘッドマガジンで紹介していきます。おたのしみに。
◎DMG MORI セーリングアカデミー 最終選考 候補生紹介
杉浦可奈 (27歳)
名古屋出身。セーリング歴2年半。キールボート経験あり。学生時代は水泳部に所属。会社員であるが普段船に乗るなかで大西洋横断に挑戦したい気持ちが芽生えて応募
遠藤 功大 (20歳)
横浜出身。東京大でスナイプに乗る現役ヨット部員。ヨット部の試乗会でセーリングの楽しさを知る。普通では経験できない海外でのセーリング活動に興味あり
澤田 皓希(24歳)
大津・シカゴ出身。同志社大ヨット部(スナイプ)出身。社会人2年目。自分の知らない外洋セーリングに興味があり応募。操船の難しさを感じながらも新鮮な気持ちで挑戦
木谷 悠二 (30歳)
大阪出身。大阪府立大ヨット部出身で同大学のコーチを務める。現在は大阪大大学院で海洋システム工学を学ぶ。外洋航海に興味あり。「自分の限界に挑戦したい」とのこと