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真夏の江の島で開催。2023年第4回関東470フリートレース

 7月29日、30日、江の島で「2023年第4回関東470フリートレース」が開催されました。梅雨明けも宣言され、猛暑が続く関東地方です。振り返れば2年前に東京オリンピックが開催され、毎日熱戦が繰り広げられていたことを思い出します。(レポート・写真/関東470協会)

 今回のフリートレースには、北海道大学、岐阜県セーリング連盟、豊田自動織機、名古屋工業大学などの関東水域以外からの参加もありました。各水域の方には現状のポジションやポテンシャルを洗い出すことに、ぜひ関東470協会のフリートレースをご利用ください。

  今回のフリートレースは参加艇が少なめの54艇で、1フリートで行われました。

初日
 朝から厳しい日差しと気温でしたが、海上はうねりも少ない絶好のコンディションでした。190度、0.6マイルでコース設定を行い11時5分にスタート。マーク1では、左への風軸のフレを上手くつかんだ艇が前に出て混戦模様となりました。風速も十分あり終日オスカーが掲揚されるコンディションでした。

 1マークで混戦に飲み込まれていた吉田・吉田組は 4マークではジャンプアップしている所から、フリーのハンドリングとスピード、ポジショニングのレベルが違い、他チームの目標となっているのではないでしょうか。

 第2レース、第3レースは180度、0.75マイルで安定した風軸と少し風速も上がった中で行われました。こうなると吉田組が抜け出し、レグごとに差がついて行く状況になりました。

 今回はソーセージコースでおこなわれました。2レース3、レース目のコースの風軸はしっかり取れていたので、風上マークを回ってすぐジャイブする艇が少なく、順位を考えながらフリーのコース取りを考えたら良いかもしれません。

2日目
 江の島の夏らしい南風が吹き、午前中から12〜16ノットのよいコンディションに恵まれました。上位陣は吉田組とのスピード差を感じ目標が明確になったことでしょう。特筆すべきは、今回も中部水域から参加していただいた名古屋工業大学の2艇が上位陣にしっかりくい込んできていました。インカレでも注目して行きたいと思います。

 その中で優勝は、
吉田 愛・吉田雄悟(Q’Sfix・ピアソンマリンジャパン)
2位 安永昂生・田中丸 武(早稲田大学)
3位 石川和歩・松山大祐(早稲田大学)
と、なりました。

 次回開催される8月19日、20日の「第5回関東470協会フリートレース」で2023年度の関東470協会主催のレースは終わります。夏の総仕上げとして、たくさんの参加お待ちしてます。

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