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仏マルセイユで開幕。パリ2024オリンピック・テストイベント

 7月9〜16日までフランス・マルセイユで「パリ五輪テストイベント」が開催されます。この大会は、2024年夏に開催されるパリ五輪本番の模擬イベントで、オリンピック同様の準備でおこなわれます。種目は五輪10種目で、各クラス各国1艇/1チーム/1選手が出場します。(BHM編集部)

仏マルセイユで開幕したパリ五輪テストイベント。2024年7月後半に始まるオリンピックと同じ会場、同じ海面で開催されます。photo by World Sailing

 模擬イベントとはいえ、来年のオリンピックを控え、同時期に同海面で競技できることは大きな利点であり、各国代表は当然ながらトップ選手が出場しています。レースの内容も五輪とほぼ同等のハイレベルな戦いが期待されます。日本から出場するのは、出場資格(4月プリンセスソフィア杯の結果から選考)を持つ、次のチーム、選手です。

◎パリ2024テストイベント 出場日本選手
470Mix【参加17艇】
岡田奎樹・吉岡美帆(トヨタ自動車東日本・ベネッセホールディングス)
※JSAF ナショナルチーム A

49er【参加27艇】
高橋レオ・森嶋ティモシー(木下グループ)
※JSAF ナショナルチーム シニア強化

49erFX【参加24艇】
田中美紗樹・永松瀬羅(株式会社豊田自動織機)

ILCA7【参加42艇】
南里研二(株式会社ミゾタ)

ILCA6【参加38艇】
冨部柚三子(福井総合病院・大阪体育大学)
※JSAF ナショナルチーム シニア強化

iQ FOiL(男子)【参加22艇】
富澤慎(トヨタ自動車東日本)

iQ FOiL(女子)【参加22艇】
新嶋莉奈(エリエール)
※JSAF ナショナルチーム A

Nacra17【参加18艇】
飯束潮吹・西田カピーリア桜良(SPN)

◎バルクヘッドマガジン編集長の注目ポイント
 本番さながらのレースがおこなわれるテストイベントは、オリンピックのメダルを占う重要な意味があります。そして、編集長がもうひとつ注目しているのは、『日本がアジア諸国のなかで何位に入るのか』ということ。その理由は、パリ五輪の出場国を決める大会に、今年9月アジア大会と12月アジア選手権が指定されているからです。ただし、アジアのなかで実力があるのに出場していない選手もいるため、今回のテストイベント、そして8月に開催されるオランダ世界選手権を照らし合わせるのが大切です。みんなで日本チームを応援しましょう!

6月はマルセイユのコーチレガッタ(事前レース練習)と江の島オリンピックウィークに出場した470級の岡田奎樹/吉岡美帆。この時期、五輪を目指す選手は日本と欧州の行き来が頻繁になっています。photo by World Sailing
38艇が出場するILCA6女子。レース初日は2レースおこなわれ、冨部柚三子が9位につけました。photo by World Sailing
パリ2024セーリング競技はマルセイユ郊外で開催されます。ハーバー近くの観覧車やノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院がシンボルマークです。photo by World Sailing
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