eSailGPグランドファイナルで田窪祐也〈FC RICH〉が準優勝!
6月6日日本時間早朝、eSailGPグランドファイナル(サンフランシスコ大会)がオンラインで開催されました。この大会はSailGPと連動する公式戦で、シーズン3の各大会優勝者10名が戦う最終戦となります。日本からはSailGP第3戦コペンハーゲン大会で優勝した田窪祐也〈FC RICH〉選手が出場しました。(BHM編集部)
大会はSailGPと同様に5レースの予選と、予選上位3艇による決勝方式でおこなわれました。〈FC RICH〉選手は予選を4-4-2-4-3位と安定して好成績を残し、予選2位で最終決勝戦へ進出。決勝ではスタート直後から2位のポジションを守り準優勝を獲得しました。優勝は昨年度の49er級世界選手権金メダル、東京五輪49er級6位のバート・ランブリクス選手(NED)です。
これまでバルクヘッドマガジンで紹介してきていますが、いま世界で日本選手が大活躍しています。また、今回優勝したランブリクス選手もそうですが、リアルとバーチャルの垣根なくセーリング界のトップ選手が活躍している現実があります。
この世界の流れに日本の(特に若い)セーラーが共鳴して技術力が高まっているのと同時に、インカレ、インターハイ、ジュニアセーラーが国内ランキングに名を連ねるなど年齢が下がってきています。今後は日本でも「リアルで速い選手はバーチャルでも速い」が常識になっていくことでしょう。これからの日本選手の活躍が楽しみです。
◎eSailGP準優勝、田窪祐也〈FC RICH〉選手コメント
「リアルセーリングも含めて実績のある選手ばかりのレガッタに参戦することができて光栄でした。また、特に今回はウクライナから参戦するMiracle〈Ame〉選手や、ガンと闘病中のFarley〈Farley-RS〉選手が参加する特別な意味をもつ決勝戦でもありました。
緊張しましたが、日頃から日本のプレーヤーと一緒に高いレベルで練習できていたので、試合では自信をもってコースを引くことができました。
これを機に、日本の皆さんにSailGPのことを知っていただけたら嬉しいです。またそれが少しでも日本代表チームの再結成に繋がればと願っています。
今後は、今回の大会も含めた自分の経験を、JVRIC(日本VRIクラブ)や所属していたヨット部(北海道大)の後輩たちの技術に還元していきたいです。応援していただいた皆さん、ありがとうございました」
- 日本VRIクラブ(JVRIC)https://jvric.gamewiki.jp/