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石川/松山・吉野組が優勝!第3回関東470フリートレース

 4月22、23日、相模湾で「2023年第3回関東470フリートレース」が開催されました。学生選手は新歓や関東学生ヨット春季選手権の追い込みの忙しいシーズンにも関わらず、参加艇数59艇のエントリーがありました。そして中部水域から豊田自動織機と名古屋工業大学も参加してくれました。(レポート/関東470協会)
 
初日
 前日の暑い気温も落ち着き、朝から北風が吹きつける中、40度、 0.6マイルでコースを設定、定刻の11時に第1レースが始まりました。

 しかし、次第に風が弱くなり、2レース目がスタートしましたが、左右に大きく風が振れてしまいノーレースとなりました。

 その後、東に回まり風も弱くなり風待ちとなり、南に回って安定したのでレース再開となりました。

 江の島から葉山に流れる強い潮でスタートラインに押し出されてしまい、上手くスタートできなかったり、ダウンウインドレグも葉山側に流され下マーク付近では混戦となりました。

 トップ集団はブローを確実につかむコース取りでしたが、後続艇はつかみきれず、大きく離されてフィニッシュとなりました。

2日目
 朝から北風が吹いていて、40°度、0.65マイルでコースを設定、定刻の10時30分に第3レースがスタートしました。

 第4レースはまだ北のブローが残っていたので55度、0.6マイルで設定。本レガッタで初めてゼネラルリコールとなり、1艇のBFDでスタートになりました。1マークでR旗が掲揚され、次第に風が弱くなる中、左右の海面でブローの入り方が違うために難しいレースとなりました。

 第5レースは風がスタート前に南方向にシフトしたので風待ちをして、125度に変わったので0.4マイルに設定。弱い風でスタートしました。

 12時過ぎから潮流が三崎方向から江の島方向に逆転し、軽風でスタートしにくい状況の中、一線から飛出しいち早くブローを掴んだチームが上位に入っていました。

 後続艇はダウンウインドレグの上位集団に合わせず、レイライン付近で上手くブローに合わせて走れるようにすれば、前の集団に追いつく事も出来るはずなので工夫して欲しいです。

 本レガッタは陸風中心で振れが大きく難しい風の中でも安定した成績でまとめた艇が上位に入りました。

優勝は、JPN4821 石川/松山・吉野組(早稲田大学)
2位はJPN 4789 飯田/藤倉・高田組(早稲田大学)
3位はJPN4732 安/青木組(中央大学)
となりました。

 全体的にマーク付近での艇の位置取りや回航時の艇の動きと動作がバラバラに見えました。練習ではマーク回航を出来ていても、レースでは上手く行かなかった所を今後修正していただければと思います。

 次は5月27日~ 5月28日に関東470選手権予選が開催されます。また、今年の全日本470選手権は全日本470の歴史で初の東北エリア開催となります。

開催地:宮城県名取市閖上ヨットハーバー
日程:9月6日〜9月10日

 関東470協会は選手の方々が参加しやすいような環境をご提供できるよう全日本参加支援を予定しています。たくさんの参加をお待ちしてます!

2023年第3回関東470フリートレース 成績
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