千葉・稲毛で2日間開催。2023レーザー東京湾選手権レポート
シーズン開幕戦となる「2023レーザー東京湾選手権」が先日4月1、2日に開催されました。北は青森、南は福岡から全53艇のエントリーがあり、コロナも落ち着きを見せ、マスクなしの笑顔を見ることができました。(レポート・写真提供/平尾 英治 東京ベイフリート)
レースは20~30度ほどのシフティなコンディションでしたが、2日間ともに良い風に恵まれ、無事に全6レースを実施しました。
スタンダード優勝は、都選手(東京ベイ)、ラジアル優勝は、期待のホープ 飯塚選手(ユースチーム東京)です。さて、ラジアルチャンピオンの飯塚選手からレポートが届きましたのでお知らせします。
レーザー東京湾選手権優勝レポート
『練習を積んだ稲毛の風をつかめた』
ユースチーム東京(若洲フリート)の飯塚竜士です。はじめに大会開催に向けてご尽力下さいました関係者の皆様に心から御礼申し上げます。稲毛のレースは、去年の国体以来2回目のレースでした。とてもむずかしい海面ですが、国体の良い思い出もあり、東京湾選手権を楽しみにレースに挑みました。
1日目
初日、風は予報通り北東から2〜3mの風でA海面の沖でレースを行いました。1レース目、スタートは風上側がガラ空きだったこともあり、気持ちよくスタートできました。
上マーク近くで風が止んでしまうことがあり、あまり安定しない風の中トップで回航できましたが、2マークまでに後ろから入ってくる風にうまく合わせることができず、集団に抜かされてしまい順位を落としてしまいました。
2レース目、風速は変わらず大きく振れることはありましたが、振れ戻ってくることを信じてがまんして走りました。上マークをトップ回航し、その後も1レース目の反省を活かしトップでフィニッシュすることができました。
3、4レース目はだんだんと風が上がり体重の重い自分にとっては、走りやすい風になり順位を落とすことなく安定した走りをすることができました。
2日目
風速は初日よりも強い予報、レース海面は初日よりも陸に近く風が振れるコンディションでした。
5レース目が終わり、残り1レースというところで本部船のアンカーが止まらず1時間近く海上で待機、その後マークボートが本部船になり無事最終レースも成立することができました。
国体前の夏休みは毎週稲毛で練習していたこともあり、ある程度は稲毛の風の特長を把握して自信を持って走ることができました。結果につながって良かったです。
最後になりますが難しいコンディションの中、大会運営をしてくださった皆さん、トラブルがありながらも素早く対応してくださったことで選手としては気持ちよく大会を終えることができました。
今大会でも、いろいろな方と知り合いになれて、レース以外にも充実した2日間となりました。これからも引き続きがんばります! ありがとうございました。