ウイングフォイル・アジア選手権、日本チーム男女共に表彰台へ!
3月1〜5日、タイ・パタヤでワールドセーリングの下部組織IWSA(International Wing Sports Association)が主催する「2023ウイングフォイル・アジア選手権」が開催されました。エントリーは男子16名、女子6名と少数ですが、各国のトップ選手がエントリーしレベルの高い大会となりました。(レポート/楠瀬 和旺 ゆうこうマリン)
ウイングフォイルは、3年ほど前から世界で爆発的に普及したNewスポーツで、空気を入れて膨らませたウイング(セール)と、ウインドサーフィンよりひとまわり小さなボードへ専用フォイルをつけて走るフォイリング艇種です。
ウイングクラスは、ギアが小さくコンパクトで安全性も高く、フォイリング種目でありながら習得が容易なため、現在、世界で競技人口が急速に増えています。
また、競技特性がヨット、ウインドサーフィン、カイト、サップ、サーフィンそれぞれの要素があり、マリンスポーツの集約点となっているのも普及が進む大きな要素です。
ウイングフォイル・アジア選手権会場のタイ・パタヤは毎日風速5〜9メートルほどの安定した風が吹き、男子20レース、女子19レースを完了する事ができました。
日本チームは楠瀬が男子5位入賞、藤本が女子準優勝と、世界選手権の権利獲得を逃しましたが表彰台に登る健闘をみせました。
優勝は男女共に香港チームで、男子Rafeek Kikabhoy選手は現在iQFOiLクラスでオリンピックキャンペーン中の26歳。女子Hei Man Chan選手は東京五輪RS:Xクラスに香港代表として出場した32歳です。
また、男子3位入賞のHo Chi Ho選手はウインドサーフィンでシドニー、アテネと2度五輪へ出場した選手で、五輪経験者やそれを目指す選手とメダル争いができるのもウイングフォイルの魅力です。
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