2月26日、世界一周ヨットレース「オーシャンレース」第3レグがスタートしました。第3レグは南アフリカ共和国・ケープタウンからブラジル・イタジャイまで1万2750マイル。2月26日をスタートして、フィニッシュは3月後半か4月上旬になる予定です。（BHM編集部）

　南氷洋を走る第３レグは本大会でもっとも長く厳しい戦いになりそうです。ポイントは２倍に計算され、第１ポイントはニュージーランド西端、第２ポイントはフィニッシュ地のイタジャイとなります。また、氷山を避けるためにアイスゾーン（走行禁止区域）が設けられているのも特長です。

　スタート当日は大いに荒れました。ケープタウンの山の影響で超強風と微風（無風地帯）が交互に参加艇を襲い、25ノットから急に2ノット未満の風になるという最悪のコンディションに。〈Biotherm〉と〈11th Hour Racing Team〉はトラベラーカー、セールトラブルで修理を余儀なくされ、２時間遅れでスタートすることになりました。

　3月1日現在、微風エリアを抜けた艇団は禁止エリア近くまで南下するようで〈Holcim PRB〉を先頭に進路を東へ向けています。これから荒天が予想され、風速40ノット、波高６メートルになるとのこと。第３レグは荒天との戦い、艇のトラブルが勝敗を左右するだろうことは言うまでもありません。

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