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強風の三河湾。第11回大学対抗&U25マッチ2日目は中止に

 2月25日、愛知県豊川市・三河みとマリーナで「セイル・オン 第11回JYMA選抜大学対抗&U25マッチレース」が開催されています。2012年にはじまった大学対抗&U25マッチは今年11回目を迎えました。(BHM編集部)

三河みとマリーナで開幕した大学対抗&U25マッチ(兼 2023全日本ユースマッチレース選手権)。全国から11チームが出場しています

 大学対抗&U25マッチは、インカレに熱中した学生選手がヨット部を引退した後、次のステップのひとつとしてキールボートを経験してほしいという願いからはじまりました。バルクヘッドマガジン編集部はこの大会の根っこにあるテーマに共感して、第1回大会から取材撮影を通じて応援しています。

  大会当初は大学対抗戦の意味合いが強いものでしたが、この数年は学校の枠を越えて仲間同士の混成チームの出場が目立つようになっています。また、参加年齢の上限が25歳にあがったことで大学ヨット部卒業生も参加しやすくなり、キールボートを継続する若いセーラーの幅が広がっています。

 本大会には高校生から25歳まで、主にディンギーを経験してきた11チームが出場しています。優勝候補は昨年度優勝の宇田川真乃が率いる〈宇田川丸〉、昨年度も出場してマッチ経験のある〈九州大OB〉、東工大卒業生の〈GRADs〉(八鍬佑樹)。また、JSAFホープ育成プログラムを代表して出場する〈Hope〉(嶋倉照晃)にも注目です。

 大会初日(24日)は風に恵まれ、予選ラウンドロビン第8フライトまでを実施。本日2日目は引き続きラウンドロビンを行う予定でしたが、朝から20ノットオーバーの強風となって陸上待機に。

 昼を過ぎても風は落ちることなく、残念ながら2日目のレースはキャンセルされました。26日最終日はラウンドロビンの続きからおこなわれます。

◎大学対抗&U25マッチ 歴代優勝チーム
2022年 第10回大会優勝 宇田川丸(混成)
2020年 第9回大会優勝 Snipe Lover(混成)
2019年 第8回大会優勝 ドリームチーム(日本大学/慶應義塾大学/早稲田大学)
2018年 第7回大会優勝 Connery/九州大学OB
2017年 第6回大会優勝 関東同盟(混成)
2016年 第5回大会優勝 シャンディーガフ/同志社大学
2015年 第4回大会優勝 月光ボーイズ 準優勝:九州大学
2014年 第3回大会優勝 同志社大学
2013年 第2回大会優勝 和歌山大学
2012年 第1回大会優勝 Yoshida Sailing Team(混成)

大学対抗&U25マッチ 2/25現在 ラウンドロビン勝敗表
大会2日目、朝から船を艤装しますが強風のため陸上待機になってしまいました。写真は〈Hope〉(嶋倉照晃、池田海人、宇田川涼太郎、黒田浩渡、鈴木海翔)
昼を過ぎても風は落ちる様子なくレース中止に
後片付けを済ませた後、時間を早めてレガッタパーティがおこなわれました
大学対抗&U25マッチを経験したキールボートセーラーと伊藝徳雄JYMA会長のトークセッション
パーティでは各チーム代表が賞金をかけて競うesailing対決で盛り上がりました。レース委員長はバルクヘッドマガジン編集長です。レースの結果〈MART SPIRIT〉が優勝と賞金を勝ち取りました
東大横国混成
GRADs(東工大OB)
Hope(HOPE育成プログラム)
MART SPIRIT
東大魂
東北大学
九州大学OB
宇田川丸
Tokyo Tech Sailing Team
京都大学ヨット部OB・OG
おっぱっぴーず(横浜国立大)
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