冬でも微風!? 2023レーザーミッドウインターレガッタin高松
2月10〜12日、香川県高松市ヨット競技場で「2023レーザーミッドウインターレガッタ」を開催しました。レーザーの名称はILCAへの変更が進んでいて、おそらく、レーザーの名称を掲げる大会としては最後のミッドウインターレガッタとなります。そのような歴史に残る大会が、高松で開催されました。(レポート・写真提供/レーザー高松フリート)
本来、高松市ヨット競技場では目の前に海苔養殖網が設置されることから、冬季のレガッタはほとんど行われません。今回、ソーセージコースに絞ったレースエリア配置や、冬季の強い西風と西に向かう強烈な引き潮を勘案した安全体制も整え、なんとかレガッタ開催にこぎつけました。
「高松でもあっても冬季なら十分にレースができる風がある。」という期待の元、東北から、九州から、遠路はるばる78艇おいでいただきましたが、その期待はみごと裏切られ、「やはり高松」という“微風”コンディションでのレガッタとなりました。
12日レース初日は、レーザーラジアル(ILCA6)を先行し、続いてレーザー(ILCA7)、レーザー4.7(ILCA4)の2パートスタートにてレースが展開されました。
しかしながら、安定したコンディションは40分程度しか続かず、APやN旗が掲揚され、1日目はレーザーラジアル(ILCA6)のみ1レースが行われました。
2日目は初日を受けレース最終時刻を延長しました。レーザー(ILCA7)とレーザー4.7(ILCA4)をなんとかスタートさせ1レースを成立させるも、そのあとはやはり安定せず、レーザーラジアル(ILCA6)の2レース完遂にはいたりませんでした。
レーザー界では、競技面からの捕食、ホスピタリティ面からのおもてなしも重視しており、帰着後の食事提供は欠かせません。そこは、期待通り「うどん」で応えます。
1日目は有名チェーン店のルーをアレンジした“カレーうどん”。2日目は具沢山の“しっぽくうどん”。もちろん、大好評をいただき、皆さんにご満足いただけたものと思います。どちらも地元のジュニアクラブ「B&G高松海洋クラブ」のメンバーにより提供いただきました。
レーザー(ILCA)のレースは、スプリングレガッタ、オータムレガッタ、全日本、そしてまたミッドウインターと続いていきます。また、チャンスがあれば高松の“微風”を“ぜひどうぞ”。