グローブ40〈MILAI〉はレイトスタートで世界一周を目指す！

2023.01.24

　1月23日、2人乗り世界一周ヨットレース「グローブ40」第6レグで未確認浮遊物に衝突し、マル・デル・プラタ（ブエノスアイレス）に緊急入港している〈MILAI〉は、損傷箇所の確認を行い、修理に3週間かかることが明らかになった。（チームMILAI）

1/12、アルゼンチン南西で未確認浮遊物と衝突。キールのブラケット部分の損傷、バルクヘッド、マストステップに亀裂が入るなどの被害となりました（編集部）

バルブ上側がもげてしまっているのが分かります。正体はわかりませんが、クジラのような生物との衝突した例は多く、外洋ヨットレースの問題にもなっています（編集部）

　そのため、第6レグ、第7レグのタイムリミットに間に合わないことから、2つのレグをリタイアし、第8レグでの復帰を目指すことを決断した。なお、第8レグでは帆走指示書10.7 のレイトスタートを適用し、約2週間遅れ（3/12 頃）でグレナダ（第8レグスタート地）スタートすることで、グローブ40のフィニッシュを目指す。

鈴木晶友コメント：
「マル・デル・プラタに到着してから一週間を要しましたが、現地の方々からたくさんの援助を頂き、ようやく修理の段取りが完了しました。フランスの造船所やアルゼンチンの専門家が一体となって、MILAI がセーリングを再開できるよう全力で取り組んでくれています。MILAI はしっかりここで修理できます。そして私たちのグローブ40はまだ終わっていません！　時間はかかりますが、必ず復帰し Globe40 をフィニッシュしたいと思います」

◎GLOBE40スケジュール
第6レグ　南大西洋　3595マイル【MILAI リタイア】
アルゼンチン・ウシュアイア〜ブラジル・レシフェ
第7レグ　大西洋　2150マイル【MILAI リタイア】
ブラジル・レシフェ〜グレナダ
第8レグ　大西洋　3366マイル【MILAI レイトスタート】
3月12日頃グレナダ・スタート〜ロリアン