たのしい海遊びがいっぱい!フューチャーズ座間味レガッタ2022
12月26〜29日まで沖縄県座間味島で「第5回フューチャーズ座間味レガッタ」が開催されました。このイベントは南の島に子どもたちが集まり、セーリングやシーカヤック、サップ、シュノーケリングをして海をたのしむジュニアイベントです。(BHM編集部)
2017年にはじまったフューチャーズ座間味レガッタは、地元沖縄と全国のセーラーが交流しながらセーリングを通じて海を知り、海をたのしむという趣旨で企画されました。企画・運営はボランティアスタッフ(一般社団法人 日本未来研究会)によるもので、子どもたちだけでなはく、家族も一緒に海を楽しもうという意図があります。
2020年からコロナの影響で休止していたため、今大会は3年ぶりの開催です。今回バルクヘッドマガジン編集部は運営側にまわって大会をサポートしました。
第5回フューチャーズ座間味レガッタに参加したのは一般公募で集まった13名(小・中学生)です。さらに子どもたちのお兄さん、お姉さん役として選手をサポートする中・高・大学生9名が参加。それに選手の家族や地元サポーターが加わり総勢60名以上の大所帯となりました。
イベント当日は本州を襲った寒波の影響で、肌寒さを感じた沖縄ですが、太陽が出ればやはり南国です。20度近くまで気温があがり、ジャケットを脱いで一気に半袖/短パンに。子どもたちは透き通ったサンゴの海でセーリングしたり、阿真海岸でウミガメと泳いだり、座間味島でしか体験できない4日間を過ごしました。
バルクヘッドマガジン編集部は、これまでフューチャーズ座間味レガッタに関わっていて、ほかのイベントにない素晴らしさを感じることがいくつかあります。このイベントの魅力をご紹介しましょう。
(1)フューチャーズ座間味レガッタは家族で楽しむ!
選手たちは家族で参加することが条件になっています。これは子どもだけでなく、お父さん、お母さんもいっしょになって楽しんでほしいし、子どもたちが島で得た体験や感覚を家族で共有してもらいたいからです。家族でたのしい思い出を作ってもらえたら最高です。
(2)セーリングが苦手な子も座間味で乗れば好きになる!
ひとりで海にでるのは怖いなぁ、と感じていたら、サポーターと一緒に乗ることができます。OP級に2人、3人で乗ってはダメという規則はありません。座間味島に「アウトホール引け、センターあげろ」と怒鳴る大人はいません。セーリングはこんなに簡単でたのしいもの、ということが分かるでしょう。もちろんセーリング初心者も参加できます。
(3)自然を大切にしたいという気持ちが芽生えます!
座間味島のサンゴやウミガメを見たり、白砂のビーチから出艇して透明度の高い海でセーリングする経験は貴重なものです。こうした海を知ることで自然の美しさ、大切さを知ってもらえたらうれしいです。イベントでは、海岸を歩いて大きなごみからマイクロプラスチックまでを拾うビーチクリーンを行います。こうした取り組みはNHKで取材され、昨年末のニュースで放映されました。
(4)海をつうじて全国のこどもたちと友だちになれる!
選手たちは本州から沖縄まで全国の子どもたちが参加します。選手たち年齢や出身など関係なく結成したチームで活動することになります。チームでは高校生、大学生のサポーターがリーダーです。船の準備や後片付けも子どもたちが中心になっておこないます。
(5)セーリングだけでなくカヌーやシュノーケリングで遊ぶ!
イベント4日間のうちセーリングするのは1.5日ぐらいの割合です。今回は、地元ショップに協力していただき、サップ、シーカヤック、シュノーケリングの時間を増やしました。天候にも左右されることですが、子どもたちは関係ありません。どんな海遊びだってたのしい!
こうした海遊びは、セーリングしたことのない方も興味あるのではないでしょうか。実際に今回セーリング未経験者が参加してくれて、セーリングを好きになってくれたのがとても印象的でした。
3年ぶりに開催されたフューチャーズ座間味レガッタは天候に恵まれ、大成功で終わることができました。この楽しい「セーリングだけではない海遊びイベント」に興味を持ったみなさん、ぜひ次回開催をおたのしみに!
- フューチャーズ座間味レガッタ・過去記事https://onl.sc/LsMWZCB