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沖縄名護でフォイリングレースが初開催!モス名護カップ

 12月16日、沖縄県名護市で「第1回国際モス級ヨットレース名護大会」(名護カップ)が開幕しました。この大会は「名護の海でフォイリング大会の開催を実現したい」と、日本モスクラス協会と現地実行委員会が準備に準備を重ねて実現したイベントです。(BHM編集部)

沖縄名護で開幕した「第1回国際モス級ヨットレース名護大会」(名護カップ)。大会初日はあいにくの雨のなか3レースおこなわれました

 本大会に出場するのは、予選(SAIL HIROSHIMA、モス全日本、ウィンターレガッタ)の合計成績から選ばれた上位10選手。この大会はいわばトップ10によるグランドファイナルです。

 舞台となるのは那覇から車で1時間半の距離になる名護市です。この時期安定して吹く北東風と波の立たないフラット海面は、まさにフォイルボートにうってつけの環境です。

 大会初日は残念ながら雨。しかし、風はコンスタントに15ノット前後吹いている最高のコンディションです。選手たちは雨のなかを出艇し、水得た魚のようにフォイリング。初日は昼からスタートして3レースを終えました。

 初日の成績は下記のとおりです。全日本優勝の行則啓太(次期会長)、後藤浩紀(現会長)が一歩も引かない真っ向勝負。そして、東京五輪日本代表の岡田奎樹(470級)と小泉維吹(49er級)、大西隆浩(現副会長)があとを追う展開です。

 名護カップは18日まで12レースが予定されています。

大会会場は北海道日本ハムファイターズが春季キャンプで使う「タピックスタジアム名護」のすぐとなり。大きなテントがあり、雨を避けることができます
東京五輪470級日本代表でパリ五輪へ向けて活動している岡田奎樹。モスに乗るのは完全にプライベートです。「470に役立つことは特にありませんがスピードの恐怖感は完全になくなり、(470で)余裕が持てるようになりました」とのこと
フィニッシュラインは公園に立てられたフラッグと海上の赤い旗。岸から観客が見られる工夫がされていて、雨にも関わらず多くの観客が見学に来ていました
陸上で実況解説を担当するのはこの人、アメリカズカップ、SailGPでおなじみの早福和彦さんです
開会式では日本フォイリング界の立役者、後藤浩紀/日本モスクラス協会会長があいさつ。「名護の海でモスで飛べるという夢がようやく叶いました」と話しました
本大会では松尾英樹レース委員長と協賛しているノースセールジャパンが貸し出してくれているドローンブイ(マークセットボット2基)が運営の主役。ドローンブイはノースセールジャパンの白石潤一郎さんが操作を担当します。選手も運営スタッフも少数精鋭ながら豪華です
第1回国際モス級ヨットレース名護大会 初日成績
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