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フリート+マッチのキールボートレース!第5回和歌山カップ

 12月9〜11日、和歌山セーリングセンターで「第5回 和歌山カップ」が開催されました。今年も高校生から社会人まで幅広い層の選手が集まり、10チームのフルエントリーをしていただけました。(レポート・写真提供/和歌山カップ実行委員会)

和歌山沖で開催された和歌山カップ。ディンギー選手がキールボートを体験し、セーリングの世界観を広げることを目的としたヨットレースです

 和歌山カップではJ/24を使用し、1日目にフリートレースでの予選シリーズ、2日目にマッチレースでの決勝シリーズが行われます。

 参加選手の中には初めてJ/24に乗る選手も多いため、レース前日には練習会と講習会が行われました。

 初日のフリートレースでは、北東〜北西へ変わる軽風コンディションの中、5レースが実施されました。

 風の強弱とシフトがある難しい中、J/24世界選手権の出場経験を持つ北詰有斗(マリノアカーブ)が安定した走りを見せ、予選シリーズをトップで通過します。

 2日目のマッチレースでは、予選成績の上位6チームと下位4チームに分かれてラウンドロビンが行われました。

 この決勝シリーズが和歌山カップの醍醐味であり、マッチレースの結果が最終成績となるため予選の順位は関係ありません。予選を6位で通過したチームも優勝するチャンスが平等にある事と、フリートレースよりも白熱したマッチレースが繰り広げられました。

 決勝シリーズではラウンドロビンが実施され、予選2位の矢野伸一郎(TEAM BUFFALO)が4勝1敗で粘り強いマッチレースを見せ、見事和歌山カップ初優勝を飾りました。優勝した矢野選手は今回で和歌山カップ3度目の出場となり、悲願の初優勝です。

 例年多くの選手に参加いただく和歌山カップですが、今大会は約半数の選手が過去に和歌山カップに参加いただいた選手となりました。

 大会を通じてマッチレースや他のキールボートなど活動の幅を広げている選手も非常に多くなり大会実行委員会として、とてもうれしく思っております。

 来年の和歌山カップも多くの選手に参加いただき、白熱したレースが繰り広げられることを楽しみにしています。来年もまた多くのエントリーをお待ちしております!

大会はフリートレース+マッチレースの構成で、J/24を使用して2日間おこなわれます
優勝の矢野伸一郎率いるTEAM BUFFALO。予選2位から逆転優勝を決めました
今年も盛大に開催された和歌山カップ。来年も同地でお会いしましょう!
第5回 和歌山カップ 最終成績
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