〈TRINITY〉が3連覇達成! メルジェス20全日本選手権
11月4〜6日にかけて、神奈川県葉山マリーナをベースに「ジャパン・メルジェスウィーク2022」(第9回全日本メルジェス20クラス選手権)が開催されました。今年は10チームがエントリー。レースが行われた3日間は天気もよく風にも恵まれ、予定されていた全9レースを行うことができました。(レポート/小澤秀孝 St.Paul’s)
初日は軽風、2日目・最終日は順風、3日間ともに北東のブローと振れの大きい難しいコンディションの中、1マイルのアップウインドレグを走っても10艇が僅差で1上マークに到達する気の抜けない展開がワンデザインクラスの醍醐味です。
9レースでトップを取ったのは5チームと実力が拮抗する中で、4回のトップと1上からの順位を確実に上げる手堅いレースで〈TRINITY〉(加藤高裕オーナー)が見事に3連覇を果たしました。
今回のコリンシアン(アマチュア)ディビジョンは〈Sign of Hope〉と〈St.Paul’s〉の2艇のみ。最終レースを1点差で迎え、約50分のレースでフィニッシュは1艇身差というデッドヒートで〈St.Paul’s〉が逃げ切りました。
メルジェス20クラスはアマチュア(Sailor Classification グループ1)ドライブがクラスルールで規定されており、プロセーラーは舵を持つことができません。
よってオーナーがヘルムスマンを務めるケースが多く、オーナードライブで世界水準のエキサイティングなスピード感のあるレースを堪能できます。また、シンプルな艤装とハイクアウトの制限などのユニークなルールにより、愛好者の年齢層が幅広いのも特長です。
2023年度はレースを体験していただける企画を予定しているので、ご興味のある方は是非ご参加ください(2023年1月に日本メルジェス協会のホームページに告知予定です)
今大会の実施にあたり、多大なるご理解とご協力をいただきました葉山マリーナ様をはじめ、協賛いただきましたノースセールジャパン様、オオツボデザイン様、Brewstars Yacht Club様に御礼申し上げます。
またスムースで質の高いレース運営をしていただきました神奈川県セーリング連盟の皆様、アンパイアフリートレース形式を採用するにあたり尽力いただきましたプロテスト委員会の方々、その他、海上、陸上でご協力いただきました皆様のおかげで本大会が無事に終わりましたことをお伝えします。
総合成績
優勝:TRINITY
準優勝:TEMPUS6
3位:SWIFT MAGIC
4位:Bambino
5位:274
6位:Gekko Contious
7位:INSPIRE
8位:St.Paul’s
9位:Sign of Hope
open:HOPE
コリンシアン
優勝:St.Paul’s
準優勝:Sign of Hope
- 日本メルジェス協会(公式)http://jpmelges.com/