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〈LinkedOut〉がIMOCAクラス優勝、大会記録を更新!

 11月21日、フランスからカリブ海まで3542マイル(約6562km)を競う大西洋横断レース「ルート・デュ・ラム」でIMOCAクラスがフィニッシュしました。勝利したのは11日17時間26分25秒で走ったトーマス・リュアン〈LinkedOut〉。彼は2021年度トランザット・ジャック・ヴァーブルで優勝、2010年には同大会でクラス40、2009年のフィガロでも勝利し、大西洋横断レースで優勝記録を重ねています。(BHM編集部)

ルート・デュ・ラムIMOCAクラス優勝のトーマス・リュアン(41歳、ダンケルク出身)。これまでフランソワ・ギャバの持つ大会記録を更新しました

 世界一周ヴァンデ・グローブで採用されているIMOCAクラスには38艇がエントリー。日本の白石康次郎〈DMG MORI Global One〉は途中リタイアする結果となりましたが、トップグループは激戦を繰り広げました。

 レース中盤まではチャーリー・ダリン〈APIVIA〉がリード。それをトーマス・リュアン、ジェレミー・ベユウ〈Charal〉が追う展開に。フィニッシュのカリブ海のグアドループ手前でジャイブ合戦となり、トーマス・リュアンが逆転に成功。最後までディンギーレースさながらの攻防を見せ、〈LinkedOut〉が逃げ切り優勝を決めました。

夜間、グアドループの港に到着した〈LinkedOut〉。現在IMOCAクラスは続々とフィニッシュ。2位は〈APIVIA〉、3位〈Charal〉となっています
バーチャルレガッタに出場していた編集長は最終日にIMOCAトップ艇と大接戦を繰り広げました。グアドループ島の超岸ベタ狙いの編集長に対して、トーマス・リュアンは沖出し。わずか20分差で編集長は敗れる結果となりました。くやしい

◎バルクヘッドマガジン編集長、優勝者トーマス・リュアンとデッドヒート!
 オンラインゲームのバーチャルレガッタで参戦していた編集長は、ラムライン南側を狙ったIMOCAフリートのコースと異なり、北アメリカ側の風の強い低気圧帯を狙いながら南下するコースを選択しました。
 序盤でコースを迷っていたので、その分ロスしたなぁと思っていましたが、グアドループ島手前で、トーマス・リュアン〈LinkedOut〉と同じタイミングになるという驚きの展開に。IMOCAのトップ艇と競い合っているのですからびっくりです。
 フィニッシュまでデットヒートを重ね、編集長のフィニッシュ時間は11日17日56分32秒。トーマス・リュアンにわずか20分遅れてフィニッシュとなりました。悔しい結果になりましたが、負けても爽やかです。濡れてないし。疲れてないし。
 編集長の最終成績は、バーチャルレガッタで総合1万3041位/18万6千艇中となりました。エーッ、18万6千艇! 世界ではそんなに出場していたんですね。規模が半端ない。※ちなみにこれはバーチャルレガッタIMOCAクラスのエントリー数で、他クラスと合わせると約48万艇が出場していました。

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