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大西洋横断ルートデュラムで衝突事故。白石康次郎がリタイア発表

 11月9日14時15分にスタートした大西洋横断ルートデュラム。事故はスタートして3時間ほど過ぎたフレエル岬のゲート(ブイ)付近でおこりました。〈DMG MORI Global One〉とOliver Heer選手の〈Oliver HEER Racing〉が衝突し、〈Oliver HEER Racing〉はバウスプリットとパルピットを損傷、〈DMG MORI Global One〉は右舷側フォイル付近に大きなダメージをおうことになりました。(BHM編集部)

スタート直後のDMG MORI Global One。スタート時の風は15〜20ノット。〈Oliver HEER Racing〉との衝突事故はスタート3時間後におこりました

 公式発表によると、原因は左舷を走っていた白石選手側にあり、「相手がタックしたことに気がつかず、気がついたときには回避できなかった」とコメントしています。衝突後2艇は21時頃にスタート地のサンマロへ戻り、入念に船体を確認し、チームは修理が困難であることからリタイアを発表。また、DMG MORI セーリングチームは、再スタートする〈Oliver HEER Racing〉に対して最大のサポートすることを申し出ています。

◎DMG MORI セーリングチームの発表( 11/10 日本時間16:00)
 Route du Rhum Destination Guadeloupe 2022 に出場しています、DMG MORI GLOBAL ONE スキッパーの白石康次郎は、スタート後にフレエル岬で、IMOCAクラスのOliver Heer選手が乗るOliver HEER Racing と衝突しました。
 その後、DMG MORI GLOBAL ONE号はサンマロへと引き返し無事に入港しました。チームは船の損傷具合を確認した後、修理箇所が多すぎると判断し、今回のレースを正式にリタイヤする事を決断しました。
 衝突をした相手の船のOliver Heer選手にも怪我は無く無事ですが、バウスプリットなどを破損してしまいました。白石とDMG MORIセーリングチーム一同、Oliver Heer選手の再スタートを祈ると共に、チームとして全力でサポートをできればと思います。

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