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広島観音で開幕。ハンザ・アジアパシフィック&パラワールド

 10月21日、広島観音マリーナで「2022ハンザ・アジアパシフィック選手権 & ​パラワールドセーリング選手権ハンザクラス広島」(略称:ハンザワールド)が開幕しました。(BHM編集部)

広島観音マリーナで開幕したハンザワールド。大会初日は気持ち良い秋晴れの下でレースがおこなわれました。本大会は、東京五輪後、今年日本で開催される初の世界選手権です

 13カ国/114人が出場するこの大会は、ハンザクラスの国際大会で障害者が競う「パラワールド」と、障害の有無を問わない「アジアパシフィック」の2大会が同時に開催されています。

 会場となるのは2018年にハンザワールドが開催された広島観音マリーナです。「ハンザ 2.3」「ハンザ 303」「リバティ」の三艇種が採用され、「ハンザ 303」のみ一人乗りと二人乗りで競われます。

 大会初日は広島特有の弱い風で始まりましたが、夕方近くになる頃には10ノット程度まであがるコンディションに。ハーバーからレース海面まで近く、また、上マークまでの距離が短いことから短時間でテンポよくレースが進みました。

 ハンザワールドは10月23日まで、全8レースが予定されています。

障害の有無によって乗り込み方はさまざま。サポーターに手伝ってもらい船に乗り込みます
今秋に新設された観音マリーナ・ディンギーヤード「山根木材マリーナセンター」。屋外デッキからレースを観戦できます
障害によって船に工夫がされていて、選手は自分用にカスタムした装置を船に取り付けてレースに挑みます。写真はあごを使ってジョイスティックでティラー操作をする選手
ツインラダーが特長のリバティ。パラ種目でもあり、障害の重い選手は電動サポート器具(サーボ)を装備します
もっとも出場艇の多いハンザ303。一人乗りのシングル、二人乗りのダブルの種目があります
一枚帆、一人乗り種目のハンザ2.3。健常者と障害者関係なく競い合います
本大会では使用済みセールを使ってバッグをつくるワークショップ(写真)や、海の環境保全を目標にして各種のポイントを競うSDGsレースのイベントも併催されています
【アジアパシフィック】ハンザ303シングル成績
【アジアパシフィック】ハンザ303ダブル成績
【アジアパシフィック】ハンザ2.3、リバティ、リバティサーボ成績
【パラ】ハンザ303シングル男女、リバティ成績
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