Loading

吉田vs磯崎vs小泉。勝利は誰の手に?470全日本4日目

 8月20日、佐賀県唐津で開催されている「第51回全日本470選手権」4日目は、この季節では珍しい南西の風が吹いて、風向風速が変わる悩ましい風の中、3レース行われました。その中でも昨日に引き続き、経験と冷静さを持ち合わせた社会人が上位に多く入りました。(レポート/日本470協会)

唐津470全日本4日目。3連続トップを取って2位へあがった磯崎哲也/外薗潤平。悔やまれるのは初日のDSQ(タック後落水によりスターボード艇を避けられず)ですが、逆転のチャンスを残してメダルレースへ進みます

 決勝シリーズ2日目、第9レースは235度、8〜15ノットの風の中11時5分にゴールドフリートスタート。左右交互に入ってくるブローをうまく掴んだ磯崎/外薗がトップフィニッシュ。

 第10レースは225度、10〜14ノットの風で12時20分にスタート。途中で風が弱まり下マークでR旗掲揚。時折強く入ってくるブローを上手くつかみ、またしても磯崎/外薗がトップフィニッシュ。

 第11レースは230度、10〜13ノットで13時15分スタート。磯崎/外薗と吉田/木村が熾烈なトップ争いを展開! このレースを制したのはまたしても磯崎/外薗でした。

 決勝シリーズ2日間が終わり、上位10艇は最終日のメダルレースに進出します。最後に栄光を掴むのは誰になるのか楽しみです。明日もいい風が吹きますように!

◎第51回全日本470選手権 暫定上位成績 参加77艇 11R終了時
1 吉田 愛/木村直矢(CABC’S GROUP/ピアソンマリンジャパン)16p
2 磯崎哲也/外薗潤平(辻堂レーシング/才全会)20p
3 小泉 颯作/中川大河(山口県セーリング連盟/シエスタ)25p
4 菅澤龍佑/長島優弥(慶應義塾大)62p
5 大石駿水/福田桃奈(同志社大学/立教大学)71p
6 渡邊哲雄/田淵靖浩(SPN/千葉県セーリング連盟)71p
7 藤尾万唯華/福井健太(関西学院大)75p
8 北 修紋/今村公彦(鹿児島県セーリング連盟)84p
9 樋高陽之助/近藤 瞭(六広会/チームエンタープライズ)97p
10 伊藤 賢/海老澤 快(慶應義塾大)109p

2位と4点差でメダルレースへ進む暫定トップの吉田 愛/木村直矢。大会4日目が終わり、スコアにはカットレースを除いて1位と2位しかありません
3位につける小泉颯作/中川大河。大会4日目を終えた得点差から、メダル争いは吉田、磯崎、小泉の3艇に絞られています
吉田艇vs磯崎艇は常にデッドヒート。大会4日目は磯崎艇に軍配があがりましたが、吉田艇は本大会で抜群の安定を見せています。メダルレースの戦いに注目です
4位にあがった菅澤龍佑/長島優弥(慶応大)。慶応大470チームを牽引しています
霞ヶ浦高校の同級生コンビ、大石駿水/福田桃奈(同志社大学/立教大学)は5位でメダルレースへ
かつて五輪を目指して活動していた渡邊哲雄/田淵靖浩のベテランチーム。「体がキツイ」と話しながらも踏ん張る国体千葉県代表チームです
7位でメダルレースへ進む藤尾万唯華/福井健太(関西学院大)。藤尾は名門、長崎工業高出身
北 修紋/今村公彦(鹿児島県セーリング連盟)。クルーの今村はリオ五輪日本代表。現在は日本経済大で講師を務めています
樋高陽之助/近藤 瞭(六広会/チームエンタープライズ)。エンタープライズはK36 SAMURAI で活動するクルーザーチームです
10位の伊藤 賢/海老澤 快(慶応大)。11位の杉若雄山/相馬一徳(慶応大)はわずか1点差でメダルレースを逃しましたが、本大会で慶応大の躍進が際立ちました
第51回全日本470選手権 大会4日目 暫定成績
CATEGORY:  DINGHYINSHORENEWSOLYMPIC