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全日本チームレース選手権が5年ぶり開催。セイルヒロシマ優勝!

 8月6、7日、広島観音マリーナで「第21回全日本チームレース選手権2022」が開催されました。大会は台風による中止とコロナの影響で5年ぶりとなり、地元広島の社会人チーム、大学生に加え、県外から6チームが参加しました。(文・写真提供/広島県セーリング連盟 松尾英樹)

広島観音マリーナで5年ぶりにチームレース全日本選手権が開催されました

 約半数の選手はチームレースが初めてということで、開会式後にチームレースの講習会を行い基本的なルールや戦術を学びました。チームレースでは、大会が用意したスナイプに色分けしたジブセールを使い識別をします。

 3対3のチームレースはフリートレースとは全く違うレース展開になるので、慣れない選手は最初は戸惑いも多かったようですが、後半になるにつれ慣れも出てきて、激しい攻め合いをみることができました。

大会前にチームレースの基本講習会がおこなわれました。チームレースは2vs2、3vs3が一般的で合計得点の少ないチームが勝者となります

 予選の総当たりを戦を終え、上位4チームのトーナメントが行われました。準決勝では九州大学のOBで編成された〈帆友会〉と日本大学、法政大学のOBで編成された〈Matsuyama Sailing Team〉が一進一退の戦いの見せます。最後まで勝負はもつれた結果、勝者は帆友会となりました。

 決勝は、ここまで無敗で勝ち上がってきた、地元広島大のOBで編成された〈セイルヒロシマ〉と〈帆友会〉となりました。

 〈セイルヒロシマ〉はスタートで相手艇のプレッシャーにより出遅れながらも、先行した艇が必ずレースを支配し後続艇をコントロールします。そこからは〈セイルヒロシマ〉の独壇場となり、終わってみれば圧勝でした。

 今回は常勝〈FREEDOM〉が不参加ではありましたが、圧倒的な力の差を見せた〈セイルヒロシマ〉の見事な優勝でした。

 2023年の夏も、ここ広島で全日本チームを開催します。是非ともご参加ください。また9月17~19日、同じく広島で全日本OPチームが開催されます。

本大会はスナイプ3艇vs3艇のチームレースです。レースはラウンドロビン(総当たり戦)の順位から準決勝、決勝がおこなわれました
優勝のセイルヒロシマチーム
来年の全日本選手権もチームレースの聖地、広島で開催される予定です
全日本チームレース選手権2022 成績
全日本チームレース選手権2022 エントリーリスト

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