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ひとり乗り外洋レース人気が加速!アゾレスへ向けSASスタート

 7月19日、Mini6.50による外洋レース「レサーブル・アゾレス・レサーブル」(SAS)がスタートしました。この大会はフランス西部のレ・サーブル・ドロンヌから大西洋中央部のアゾレス諸島オルタを往復するレースで、往路・復路(合計2600マイル)で競われます。(BHM編集部)

本年度のSASは大会史上最多のエントリーを集めて開催されます。DMG MORI セーリングチームからロール・ギャレーが出場します

 エントリーは72艇(シリーズクラス60艇、プロトタイプクラス12艇)。2023年秋にスタートする大西洋横断ミニトランザットの予選にもなっているためフルエントリーとなり、満員につき申し込みが締め切られる人気ぶりとなりました。

 ミニトランザット出場を目指し、本大会出場を準備していた三瓶笙暉古(26歳。DMG MORI セーリングチーム)は残念ながら不参加。7月に実施したエントリー条件となる1000マイル単独無寄港航海の挑戦時にハリヤードトラブルで一時寄港したため条件を満たせず、大会出場を断念しました。

 DMG MORI セーリングチームからは、僚艇となるロール・ギャレー(フランス。27歳)が出場します。ギャレー選手は6月に開催されたミニファストネットで5位、4月のプラスチモ・ロリアン・ミニで優勝。本大会でも活躍が期待されます。

◎ミニトランザットとは?
 2年に一度開催される小型外洋ヨットを使ったひとり乗り大西洋横断ヨットレース。世界一周ヨットレース、ヴァンデ・グローブの登竜門として多くの若者が挑戦する人気の外洋ヨットレースです。DMG MORI セーリングチームでは新設計のプロトタイプ(オリジナル艇)を2艇建造し、三瓶笙暉古(さんぺい・ふぇでりこ)、ロール・ギャレーがスキッパー候補生として活動しています。次回ミニトランザットは2023年9月にスタートします。

レサーブル・アゾレス・レサーブル(SAS)は2006年に始まったクラスミニ(Mini6.50)のためのヨットレースです。第1レグはレ・サーブル・ドロンヌからアゾレスまで2600マイルを走ります
DMG MORI セーリングチームのロール・ギャレー選手。日本の三瓶笙暉古選手は悔しくも不参加。8月の外洋ヨットレースに備えます(ミニトランザットに出場にはクラス協会指定の大会を完走し、資格を得る必要があります)
レサーブル・アゾレス・レサーブル 大会前のハーバーの様子
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