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杯は関東へ。〈Gaia〉総合優勝、全日本ミドルボート選手権

 7月18日、和歌山で開催された「全日本ミドルボート選手権 2022」最終日は5〜11ノットの軽風で2レースおこなわれました。風に翻弄された本大会は3日間合計3レースで決着。クラスAは〈Gaia〉(K36-SAMURAI/葉山マリーナ/茂木慎一オーナー/ヘルム)、クラスBは〈propaganda〉(A-35/シーボニア/石渡一夫オーナー/永松 礼ヘルム)が優勝。総合は〈Gaia〉が初優勝を飾りました。(BHM編集部)

相模湾で開催されているK36サムライ選手権で2021年度シリーズ優勝。圧倒的な練習量で実力をつけた〈Gaia〉が全日本ミドルボート選手権総合優勝を飾りました
最終レースはしっかり風を待ってタイムリミットの14時ジャストにスタート。10ノット以上まであがりました
総合優勝、Aクラス優勝:茂木慎一オーナー コメント
「全日本ミドルに出場するのは2019年に続いて2回目になります。艇がサムライ(K36)に変わり、遠征に出るようになって意識も変わってきました。普段の練習の中で、みんなが走らせ方を理解して乗るようになり、もう一度全日本に挑戦したみたいと思い、出場しました。昨年のサムライシリーズで勝ち、今年も調子は悪くない。今回、土居一斗(リオ五輪代表)をヘッドセールトリマーに据えたことも良い刺激になりました。初日の1位は風が弱く、大きく振れたので幸運もありました。最終日のように風があればライバル艇はしっかり走らせてくる。最終日のレースで順位を大きく落とさなかったのが良かったです。優勝できてうれしい。活動を応援してくれていた父にもいい報告ができます」
総合2位、クラス優勝:〈propaganda〉石渡一夫オーナー コメント
「1レース目は9位。これは風が大きく振れたので仕方なかった。きょうの最終日もよくない展開でしたがあきらめずに走りきったのが良かった。総合優勝を狙っていただけに悔しい気持ちが残る。来年は優勝を勝ち取れるようにがんばります」
本大会から設けられたコリンシアン(乗員全員がアマチュア)クラス優勝は〈GRAN desse〉。表彰式ではトロフィーを寄贈した石渡オーナーから川崎オーナーへ手渡されました。プロ・アマの規定はワールドセーリングで厳密なルールがあり、人数制限が設けられているクラスもあります。プロ・アマが混ざって参加する大会でコリンシアンクラス優勝は大きな価値のあるものです
2022全日本ミドルボート選手権 最終成績
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