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世界のフォイル艇が集まる一週間。フォイリングウィーク開催

 6月30〜7月3日までイタリア・ガルダ湖マルチェージネでフォイルボートを集めた「フォイリングウィーク」が開催されました。今年で9回目となるこのイベントに200人以上/21カ国が参加。レース部門ではモス、ワスプ、ワンフライ、ETF26、ウイングフォイルの5クラスがおこなわれました。(BHM編集部)

イタリア・マルチェージネで開催されたフォイリングウィーク。午前中にフォーラム、午後からレースというパターンで一週間続くフォイルボート中心のセーリングイベントです

 フォイリングウィークは一週間を通しておこなわれるフォイルボートのフェスティバルです。モスのような世界的なフォイル艇だけでなく、世界でひとつしかない自作フォイル艇が一堂に会し、あたらしい技術や未来の船について意見が発表されるなどレースにとどまらないイベントです。

 また、フォイリングトライアルでは、バーディ・フィッシュFDスウィッチマンタ5ピーコックUFOといった新艇種が試乗されました。

 今回は初の試みとしてフォイリング・フィルムフェスティバル(映画祭)が開催され、また期間中にはフォイリング・ユースワールドシリーズの概要が発表されました(北米、欧州、中東、中国、ニュージーランド、オーストラリアなど10の候補地で2023年から開催予定)。

 大会は4種目のレースで締めくくられ、70艇が出場したモス級は東京五輪49er金メダリストのディラン・フレッチャー(GBR)が優勝しました。

ゲストスピーカーを招いて開催されるフォーラム。フォーラムの様子はライブ中継されました
ウイングフォイルのレース
マンタ5という足漕ぎハイドロフォイラー
3フォイルで経験なく飛べるをコンセプトにするピーコック
日本にも導入されているUFO
FDスイッチ。重量30kg未満で5ノットでフォイリング可能とのようです
ワンフライ
ETF26。3人乗りです
SailGPのラッセル・クーツ氏も来場
PERSICO社の69F
電動タイプのフォイルボード
今後、普及していくと思われる電気船外機。フォイリングウィークはワールドセーリングが掲げるサスティナビリティ・アジェンダ2023で設定された目標に取り組んでいます
9回目の開催となるフォイリングウィーク。200人以上/21カ国は過去最大規模とのこと
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