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強風1レース成立。吉田愛/木村直矢優勝、江の島関東470選手権

 6月25、26日の2日間、江の島で「2022関東470選手権 兼 2022女子関東470選手権」が開催されました。真夏のような日差しが降り注ぐ厳しい暑さの中、南西の風と共に大きなうねりのある江の島らしい海面となりました。(レポート/関東470協会)

江の島で開催された関東470。大会2日目は風強くレースキャンセル。時間を早めて表彰式がおこなわれました

 成績は以下の通りとなります。
関東470選手権優勝
吉田 愛/木村 直矢(CABC’S GROUP/ピアソンマリンジャパン)

女子関東470選手権優勝
飯田 澪/吉野 満衣(早稲田大学)

高橋雅之メモリアルレース ベストクルー賞
木村直矢(ピアソンマリンジャパン)

 第1レース目は高橋雅之メモリアルレースです。1位チームのクルーはベストクルー賞として表彰しています。

 高橋雅之氏はオリンピアの中村健次氏と470級でコンビを組み、クルーとしてソウルオリンピック12位、世界選手権3位、全日本優勝と数々の国内外大会で活躍されました。

 2002年40歳の若さで永眠されたセーラーです。関東470選手権1レース目は高橋雅之氏を偲んで、高橋雅之メモリアルカップ(ベストクルー賞)を授与しています。

Day1
 1日目は不安定な気候により風軸・風向が安定せず30分出艇を見合わせた後にD旗を掲揚しました。

 上マーク設置予定エリアは205度/20ノットが安定して入っていたものの、スタートラインエリアは90〜270度/0〜12ノットと安定せず、海面で待機した後、エリアを沖に移動して、205度/16ノットでスタートしました。

 上マーク付近ではうねりも強く、風速もあがるため船を止めずにコントロールすることが難しいチームが多くみられました。特にブローが入った後の対処については、ペアのコンビネーションも大切になるため今後の練習で強風の中でも安定して走れるように安全に注意しながら練習をしていってほしいです。

Day2
 気圧配置の影響による2日目は悪天候でノーレースとなりました。今大会は3年ぶりの出場選手、関係者のすべてが江の島に集結して開催されました。

 表彰式も対面開催となり、関東470協会の貝道会長よりカップとメダルが授与されました。

じゃんけん大会の結果、協賛品のノースセール製ジブが石橋選手に手渡されました

 そして、表彰式の後にはNORTH SAILS JAPAN様から協賛品のJIB SAIL をかけてジャンケン大会が行なわれ、石橋 凌我さん(東京工業大)が勝ち取りました。

 全日本470選手権の参加資格、ポイントランキングは後日、協会HPにて発表されます。

 また関東470協会は選手の遠征支援を助ける制度を用意しました。
・遠征支援金 最大5チーム(1チーム30000円・大会レポートの提出が必要)
・共同輸送 最大12チーム(輸送費用から1チーム20000円を補助)

 共同輸送については、協会が関東(積み下ろし場所は検討中)~佐賀県ヨットハーバーへの輸送を調整します。関東水域の選手が全日本で活躍してくれることを協会一同、楽しみにしております。

 次回の関東470協会フリートレースは7月30日、31日に開催します。たくさんの参加お待ちしています。

2022関東470選手権 兼 2022女子関東470選手権 成績
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