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リタイア艇続出!ヴァンデ・アークティック、荒天により短縮

 6月17日、フランス〜アイスランドを往復する一人乗り外洋ヨットレース「ヴァンデ・アークティック」実行委員会は、アイスランド付近にある強力な低気圧が出場艇を襲っている危険な状況を踏まえ、コース短縮したアイスランドゲートをフィニッシュラインに変更することを決定しました。(BHM編集部)

嵐の中を走るDMG MORI Global One

 最大50ノットが予想された荒天のなかで多くのトラブルが発生しているようです。これまでに4艇がリタイアを発表。リタイアを決めたArnaud Boissieresは「24時間以上の嵐、時々60ノットの風が襲う厳しい状況だった。ボートを守るために全力を尽くしたが、これ以上船を壊さないためにレースを諦める」とコメントしました。

 白石康次郎〈DMG MORI Global One〉は、4ポイントリーフに縮帆して嵐を乗り越えレース続行中です。残り50マイル。

トップフィニッシュを決めたCharlie Dalin〈Apivia〉。アイスランドの入り江に避難して、嵐が過ぎ去るのを待ちます
アイスランドを背にするJeremie Beyou〈Charal〉。すでにフィニッシュした艇は風が落ちてきたのを見計らってフランスへ向けて出発しました
4ポイントリーフで嵐を乗り越えた白石康次郎選手。4ポイントまで縮帆するのは2006年世界一周ファイブオーシャンぶりとのこと
※白石選手は現地時間6月17日23:40(6日5時間33分55秒)にフィニッシュ。成績は20位/25艇中(内5艇リタイヤ)でした
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