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三瓶・國米組、フランス外洋ミニファストネットを無事完走!

 6月18日、フランスで開催された二人乗り外洋ヨットレース「ミニファストネット」に出場した三瓶笙暉古(25歳)と國米 創(27歳)の〈DMG MORI SAILING ACADEMY〉が無事にフィニッシュしました。(BHM編集部)

フィニッシュ直後の三瓶選手(左)と國米選手。疲れ切っているはずですが元気そうです。ミニファストネットは2人で初めて出場する大会で、両選手とも自身最長のヨットレースとなりました

 ミニファストネットは大西洋横断ミニトランザットに採用されるMINI6.50による600マイル(今回は途中で風が弱くなり500マイルにコース短縮)の外洋ヨットレースです。

 6月12日にフランス・ドゥアルヌネをスタートした85艇(シリーズ艇66艇、プロト艇19艇)は、イギリス西方を通過してアイルランド・ファストネット沖に設置されたウェイポイントを回航。

 風の弱い中でレースが進み、日本艇は途中1位に立つ場面もありましたが、弱い風から抜け出せず。フィニッシュ地のドゥアルヌネまでに後方から追い上げ、プロトタイプ総合12位/19艇中で大会を終えました。

 DMG MORI SAILING ACADEMYは、日本艇と同型のフランス艇が出場していて、フランス艇のロール・ギャレー /アレクサンドル・ドュマンジュは5位の成績を残しました。

風があがらず神経戦となったミニファストネット。〈DMG MORI SAILING ACADEMY〉はまたひとまわり成長しました

◎國米 創選手のコメント
「ぼくたちは6月18日の05:35にゴール(5日間21時間25分)しました。そのうち1.5日だけ風があり、あとはほぼ無風のレースでした。

 昨日いい風が入り日が暮れる前にはゴールする予定でしたが風がなくなり、潮が強かったので、戦略的にアンカリングをして風が吹くのを待ちました。風が吹いたら周りには30艇ほど船が集まっていて、残り10マイルは朝2時から真っ暗のフリートレースが始まり、とても緊張感があって楽しかったです。

 今回のレースは僕にとって初めてのMINIレースでした。習うことも沢山あり、結果は悔しいですが、陸に上がってから皆んなお互い励まし合っている光景を見るとMINIクラスは成績というよりも、みんなでレースをして冒険を楽しむことがこのクラスのいいところだなと実感しました」

◎三瓶笙暉古選手のコメント
「無事にフィニッシュすることができました。今回はダブルハンドだったということもあり、以前よりは体力的な余裕があったように思います。また、先輩セーラーのアレックスと一緒に長時間過ごすことで勉強になることもたくさんありました。今回勉強させてもらったことを活かしてこれからも精進していきます!」

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