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大学対抗&U26マッチ初の優勝女性スキッパーが誕生!

 3月6日、愛知県豊川市・三河みとマリーナで開催された「セイル・オン 大学対抗&U26ヨットマッチレース」最終日は強風となり、準決勝2フライトのみ実施。タイブレイクにより宇田川真乃(宇田川丸)が優勝を飾りました。 宇田川は大会史上はじめてとなる優勝女性スキッパーです。(BHM編集部)

大会3日目最終日は強風コンディション。ワンポイントリーフ+ノースピンで2フライト実施。その後、風がさらに上がりハーバーバックになりました

 大会最終日は朝から20ノットを超える強風のため、あらかじめワンポイントリーフ(縮帆)して出艇しました。序盤こそ走れる状況でしたが、しだいに30ノット近くまであがる状況に変化。レース委員会はこれ以上のセーリングはむずかしいと判断し、準決勝の途中でしたがレース終了となりました。

 準決勝で2勝した宇田川と永野(九州大学OB。足立・九州大とは1勝1敗でしたが予選の結果で永野が勝利となる)が勝ち上がり、ラウンドロビンの結果からタイブレイクで宇田川が優勝となりました。

「このチームはアキちゃん(松山 暁)が、わたしを誘ってくれたのがきっかけでメンバーが集まりました。初日は前半4連勝、後半3連敗。2日目は全部のマッチで勝つことができました。2日目はスタートで攻めて有利な位置でレースできたのが良かったです。最終日のきょうは、こんなに吹いたのは初めてだったし走らせることで精一杯でした。このチームで優勝ができてうれしいです。チームのみんなが、嫌な顔せず練習に付き合ってくれたおかげです。出場して本当によかった!」(宇田川真乃)

 記念大会となった第10回学生マッチは、微風から強風までの風が吹きましたが安全に大会を終えることができました。最終日の学生選手は船の取り扱いにもだいぶ慣れて、うまく乗りこなしているのが印象的でした。この学生マッチをたのしめた選手は、ぜひキールボートの道へ足を踏み入れてほしいと思います。

◎大学対抗&U26マッチ 最終成績
1位 宇田川真乃(油壷混成チーム)宇田川丸
2位 永野俊輔(九州大学OB)Team玄海
3位 足立拓馬(九州大)九州大学
4位 西村宗至朗(早稲田大)ケンフィン号
5位 甲斐 匠(三河湾混成チーム)爆弾ボンバーズ
6位 河合亜美(東京工業大)TTMT
7位 小西健治(中央大)chuo sailing

◎大学対抗&U25マッチ 歴代優勝チーム
2020年 第9回大会優勝 Snipe Lover
2019年 第8回大会優勝 ドリームチーム(日本大学/慶應義塾大学/早稲田大学)
2018年 第7回大会優勝 Connery/九州大学OB
2017年 第6回大会優勝 関東同盟
2016年 第5回大会優勝 シャンディーガフ/同志社大学
2015年 第4回大会優勝 月光ボーイズ 準優勝:九州大学
2014年 第3回大会優勝 同志社大学
2013年 第2回大会優勝 和歌山大学
2012年 第1回大会優勝 Yoshida Sailing Team

優勝を決めた 宇田川チーム。左から児玉洋輝、宇田川、斎藤太朗、松山 暁、村瀬奏斗
蒲郡沖は強いブローがコンスタントに入り、海面は大荒れの様相となりました
準決勝、九州大の先輩・後輩対決。2マッチおこなわれ1対1でノーレースに。ラウンドロビンの上位となる永野俊輔がタイブレイクにより勝利しました
早稲田大。スタートから1上までは 宇田川チームより先行していましたが、小さなミスが連続して逆転を許してしまいました。総合4位
九州大の現役チーム。総合3位
九州大OBチーム、Team玄海
表彰式の 宇田川チーム
2022大学対抗&U26マッチ 最終成績
2022大学対抗&U26マッチ 出場選手一覧
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