超簡単!eSailingで学ぶ「セーリングの基本 ヨットの動かし方」
みなさん、こんにちは。バルクヘッドマガジン編集長です。きょうは気分を変えて、超初心者向けにヨット講座を開催したいと思います。ヨットに触ったことのない人、はじめたばかりの人、子どもやヨット部新入部員が対象で、eSailingのバーチャルレガッタを使いながら「セーリングの基本 ヨットの動かし方」を勉強しましょう。動画解説も参考にしてくださいね。(BHM編集部)

◎バーチャルレガッタ・セーリングスクールとは?
バーチャルレガッタ(Android版、iOS版、PC版)にある基本機能「セーリングスクール」はアプリを最初に立ち上げてた時に出てくるチュートリアルです。スキップしちゃった方は、ホーム画面左の「救命浮環ボタン」から入り、何度でも繰り返しヨットの動かし方を学べます。
「セーリングスクール」に入ったら指示に従ってヨットを操船してみよう! 海面に見える矢印は風の方向。海の点線に沿って船を動かしてみます。ヨットは帆に風を受けて動く乗り物です。クルマや自転車がハンドル操作で方向転換するように、ヨットでは舵を動かすことで向きを変えられます
豆知識:帆のことをセール、舵のことをラダーと呼びます
ヨットには風を受けて進む方向に名前がついています。名前はあとで覚えれば良いですが、風上(かざかみ。風が吹いてくる方向)には進めません。風上がわからない人は、外に出てひとさし指をなめて上にかざしてください。ひんやり感じる方向が風上です
豆知識:風上に向かう走り方をクローズホールドと言います
ヨットがどうやって風上に進むのかというと、ジグザグに方向転換しながら進んでいきます。むりやり風上に行こうとすると止まっちゃいます。赤色の部分ですね。風下(かざしも。追い風で向かう方向)に行く時は、風におされて走るので問題ありません
豆知識:風上へ向かう方向転換をタック、風下へ向かう方向転換をジャイブと言います
風下に向かうときには専用の帆をあげることができます。矢印をよく見てください。ゲームではセールマークのボタンを押します。横から後から風が来ている時にあげるとスピードがものすごくアップします
豆知識:風下へ向かうときに使用する専用の帆をスピネーカーと呼びます
ここまでできれば、セーリングの基本はマスターしたも同然です。でも、上手な人とは何が違うのでしょうか。そのひとつは行きたい目標と風に対して最適な方向で走らせているから。風見をしっかり合わせてみよう。これができたらかなりの上級者です
◎バーチャルレガッタとは?
eSailing 「バーチャルレガッタ」は国際オリンピック委員会(IOC)が公式採用する無料のセーリングアプリです。ヨットのむずかしい部分を極力なくして視覚的、直感的にヨットを動かすことができます。オリンピック、アメリカズカップ、SailGP、ヴァンデ・グローブやオーシャンレースなど世界一周レースとも連携しています。

【ミニコラム】ヨットとセーリング
ヨットで使う言葉ってむずかしいですよね? ヨットを学ぼうとすると聞いたことのない単語ばかりがでてきます。そもそもヨットという言葉の使い方からして日本と海外で違ったりするのでやっかいです。
日本での「ヨット」は帆を使って走る船のことを指します。「セーリング」とはヨットが走ること。言葉としては、自転車とサイクリングの関係といえば理解しやすいでしょうか。
ちなみに海外でヨットといえば客室付きの海や湖、川の乗り物です。帆がない大型ボートもヨットです。イメージとしては豪華客船や大型帆船、大人数で乗るクルーザーなどがヨット。オリンピックや競技で採用される1人、2人乗りの乗り物はディンギーと呼ばれます。海外へ行った時に間違えないようにしましょう。
- バーチャルレガッタ・インショアhttps://www.virtualregatta.com/en/inshore-game/
- バーチャルレガッタ講座(ハウツウ満載)https://jvric.gamewiki.jp/