Loading

東京オリンピック後、初の全日本470選手権が江の島で開幕

 11月19日、神奈川県藤沢市江の島で「ピアソン全日本470級ヨット選手権2021」(第50回全日本470選手権、第35回全日本女子470選手権)が開幕しました。本大会は東京五輪後に開催される初めての470全日本となります。(レポート/全日本470選手権 大会実行委員会)

江の島を拠点に開幕した全日本470選手権。2024年パリ五輪に向けてあらたに結成された男女ミックスチームが登場しました

 2021年大会は、当初香川県高松ヨット競技場で開催予定でしたが、コロナウィルスの感染拡大の影響で、急遽相模湾に変更して開催となりました。相模湾開催が5年連続でおこなわれることは大会記録更新となります。

 今大会のエントリーは85艇と沢山の参加がありました。また、今年度からメインスポンサーがPERSSON marine japan様になり華やかな大会となっています。

 次回、パリオリンピックでは男女ミックス競技となることもあり、今大会では新たなミックスチームも注目の的となっています。

感染防止対策としてオンラインでおこなわれた開会式。前年度優勝の岡田奎樹がカップを返還しました
お披露目されたピアソンボートの新艇に集まる選手たち。来春頃から学連艇として流通する予定です
ピアソンボートの新艇に乗る吉田 愛/木村直矢。薄いブローから抜けないための丁寧なコース引き、先行する市野艇を詰将棋のように追い抜く様子が印象的でした
東京五輪の延期期間中もパリを目標に地道な国内活動を続けてきた高山大智/盛田冬華(YAMAHA Sailing Team Rev’s)がイエローフリートでトップフィニッシュ

Day1
 朝から風も弱く北風から南に変わるのを待ってからの出艇。1レース目は195度、0.4ノットでコース設定。しかし不安定な風で西からの強い潮の流れがある海面の為、ゼネラルリコールから始まりました。

 その後、風は一向に安定せずに次第に弱くなりコースを短くしましたが、上手く風を掴めなかった選手は残念ながらタイムリミットとなってしまいました。

 明日は北東予報なのでもう少し安定した風が吹くと思われます。いい風が吹きますように!

オリンピアン2人が新チームを結成。岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)と吉岡美帆(ベネッセ)は、所属はそのままに両社協力体制でパリ五輪を目指します
11月はじめに開催された全日本インカレの勢いを持って全国の学生選手も出場しています。しかし、早稲田大と慶應大は関東470選手権(全日本470予選)と早慶戦が同日で開催されていたたために出場せず
大会初日は風弱くほとんどの選手がDNFとなってしまいました。全艇がえい航されてハーバーに戻ります
レース後の記者会見にのぞむ吉田 愛/木村直矢。木村直矢は今秋よりHIKオフィスのセーリングアドバイサーに就任。吉田(ベネッセ)とは本大会スポットのコンビで、両選手とも五輪後はじめてとなる470のレースを楽しんでいました

◎全日本470級ヨット選手権 初日1R終了時 上位成績
1 高山大智/盛田冬華 1p
1 吉田 愛/木村直矢 1p
3 抜井理沙/奈良昌弥 2p
3 市野直毅/福田桃奈 2p
5 岡田奎樹/吉岡美帆 3p
6 小西健治/有田功樹 4p

ピアソン全日本470級ヨット選手権2021 初日成績
CATEGORY:  DINGHYINSHORENEWSOLYMPIC