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梶本和歌子ヘルム〈愉快な仲間たち〉優勝!伊藤園 Women’s Cup

 11月6日、葉山マリーナでNST所有のYAMAHA30S(5艇)を使用したフリートレース「伊藤園 Women’s Cup 2021」が開催されました。この大会は2018年から始まり、昨年はコロナウイルス感染症の影響で中止となったため、今回は3回目の開催となりました。(レポート/Women’s Cup実行委員会、写真提供/田口裕介)

第3回目となる女性のヨットレース「伊藤園 Women’s Cup 2021」が葉山沖で開催されました

 キールボートで「スキッパー及びクルーの乗員は女性であること」という条件の付いたレースは現在この大会しかなく、各方面で活躍する女性セーラーたちが一同に会する珍しい大会でもあります。

 今大会はオリンピアン5人、ナショナルチーム経験者、ディンギーで活躍する若手からキールボートで活動するベテラン選手までが集まり、そうそうたる顔ぶれとなりました。

 下は10歳の女子セーラーから上は……と年齢層も幅広く集まりました。更に運営も女性セーラー中心で行っています。

 レースは、風の振れ幅は大きかったものの終始北東の風に恵まれ、予定通りの4レースを実施することができました。梶本和歌子ヘルム〈愉快な仲間たち〉チームが1-4-1-1位の好成績で優勝しました。

本レースはアンパイア制(オン・ザ・ウォーター・ジャッジ)で行われています
優勝:梶本和歌子ヘルム 〈愉快な仲間たち〉
オリンピアン3人を乗せた豪華チームです。チームリーダーの佐藤麻衣子選手がメイントリマー、吉岡美帆選手がヘッドセールトリマーを務めました。吉岡選手はキールボートの経験がほとんどなく、ウインチの使い方に苦労したようです
2位:藤井麗ヘルム 〈カナロア〉 過去2大会優勝の実力チームです。最終レースで順位を落とし、残念ながら2位となりました。きっとリベンジに燃えているはず
3位:松苗幸希ヘルム 〈ハイビスカス〉 協賛の伊藤園カラーで(偶然)ユニフォームを揃えて参戦。オリンピアン畑山絵里選手が乗艇しました。最少年10歳女子セーラーとヨット初心者も乗せてのチーム構成でした。第2レースでトップフィニッシュを飾った時は歓喜の声が上がりました
4位:前田康子ヘルム〈ピンクキッス〉
連続出場のベテランチームです。若い世代が増えてくる中でも、長く活動を続けるチーム。若い世代にはぜひお手本にしてもらいたいです
5位:宇田川真乃ヘルム 〈Sunny〉
現在活躍中の若手選手が集まってのチームです。オリンピアン山崎アンナ選手が乗艇しました。キールボートに慣れていないこともあり、前半はかなり苦労していたようですが、5-5-4-2位と着実に成績を上げていきました。レース数がもっと多ければ、上位に上がってきたはずです
運営メンバー。大会名の通り女性中心で運営しています。実行委員長、レース委員長も女性が務めています
協賛各社をはじめ、多くの男性にも助けられての大会ですが『女性による女性のためのレース』を目指して、今後も継続していく予定です
伊藤園 Women’s Cup 2021 最終成績
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